ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

組織って規模が大きくなると運営方法そのものの見直しが必要になるんですよね。

「ばっどがーる」by 肉丸 まんがタイムきららキャラット 2023年11月号p23 芳文社

 

例えるなら、小規模な組織は「短距離走」方式で、それが大規模になると「長距離走」方式になるように思えます。

短い視点で一気に進めるやり方を、何度も繰り返しながら…というのが小規模組織向きで、長い目で捉えてある程度緩めのスピードで、でもずっと継続していく…というのが大きな組織に適してる、そんな気がします。

大きな組織に「小規模方式」をやらせると「小回りの利かない大型機」に急旋回とかさせたりして「失速→墜落」するんじゃないかな。でも高度や速度、進行方向を大きく変えずに「巡行」させてると、良い面が生かせる。たぶん。

小さな飛行機だと、高度もそれほど高くないので、避けるべき障害物も多いはずだし、なにより燃料やら何やらの制限で航続距離も短いので、短いスパンで給油したり、雲の上に上がれないゆえに悪天候で退避したりと…つまり大型機のマネはできない。たぶん。

だから、そういう「適した運営方法」を見失わないためにも、リアル(現実)に即した客観的視点をもつ必要はあると思います。たぶん。

マンガで言えば、すべてを一人で描き上げるスタイルが、特に4コマだと多いのかな。一方で「ゴルゴ13」などは、作者のさいとう・たかをさんがプロダクション方式で制作してるように、規模に即した体制を組んでますよね。そのおかげで、本人が亡くなっても、大きく変わることなく作品は生み出し続けられてます。んー、たぶん良いこと、だと…思いますけども。そうそう、「クレヨンしんちゃん」の臼井儀人さんも、元スタッフの方たちが制作を引き継いでましたっけね。

でも、ワタシの好きな作品は、一人の人間が「身を削って」作品を描いているのが多いかもしれません。髪の毛一本だって、作者さんが(紙でもタブレットでも)ペンで描きこむから現実になるワケで、そういう一つひとつに敬意を払っているつもりです。少々大げさな言い方になりますが…。

ともあれ、いろんなジャンルで「小規模・小人数」と「大規模・大人数」は、やはり違って当然なんです。どっちもアリでどっちも正解。それぞれに応じた「やり方」を選ぶのがよろしいということですね。

 

 

最近「自分語り日記」からヘンな方向へハナシの内容が行きがちだなぁ…というワケで「ばどが」。またまた「昔の号から」です、スマンこってす。

いえね、今回は「語りたいネタ」よりも「まりあ頭取」のコマをお借りしたいキモチの方が先に立ってしまってます。イーよねーこのキャラ。久しぶりの登場。ウレシイ。

前回(?)のまりあ頭取のときもお借りしたんですが、今回はどアップのヒトコマです。カワイイ系と言ってよいのか迷うキャラですが、やはりこのクールさが魅力です。もしや涼の遠縁の親戚だったり…はしないかさすがに。

組織が大きくなると「派閥」が出来るのは、リアル政治でも同じこと。まさかの「反逆分子」の出現と、それを見事(?)粛清したまりあ頭取。GJ。いやーまさかここまで「KGB」じみてくるとは。ええスキですよこういうの。

さておき、もうひとつのストーリー作品の「アイツノカノジョ」も(ヤバめなエロさなど)スゴくイイんですが、きらら系4コマとして「画力」と「ナンセンス」の加減が絶妙な本作。ゼヒ果てしなく続いていただきたいものです。