「おねロリキャバクラ」by 春日沙生 まんがタイムきらら 2023年11月号p153 芳文社
いやマジで。対象に何の影響も与えずに測定するなんて、絶対に不可能ですから。
これ、理系方面ではまさに常識の第一歩だと思うのですが(スイマセン文系ですので推測です)、なぜかそれが「対人関係」だと忘れられがちな気がします。
確かに、人間関係などに「正確な測定」を求めることは無意味なことなんでしょうけど、化学反応のように「測定するためのアクションのせいで、一気にメンタルが変質する」ことはあると思います。
スマホとかでのストレスチェックならまだしも、対面でそれをやられたら、ワタシなんかは普段と全然違う反応を返してしまうかも。相手にもよりますけど、測定されているということ自体が、正常な測定を妨げる要因になりますね。
まして、この手の「就業環境にも関わるチェック」って、なんとなく「問題にならない回答をするように」というプレッシャーをかけられている気がします。え、それってワタシのメンタルのせい?…そうかもねたぶんね。
コンプライアンスがどーのとか企業としての果たすべきものもあるんでしょうけど、最近の「職場環境をよくするために」という名目でのいろいろは、却って環境悪化の原因になってたりするんじゃないかなぁ。まあ個人的意見です。
ともあれ「おロキャバ」…なんか公称略称って←これなんですか?「おくちきゃば」って読んじゃいそう。いえまあ別によろしいのですが。
リアルタイムでは次回で最終回な本作。うおーまたも2乙?そりゃないよセニョリータな気分です。
そして今日も「未消化の過去号からのヒトコマ」。それぞれ別々に存在していたキャラ達同士の接点が、一気に集約されていきます。こういう未来図は連載当初から多少は予想できなくもなかったのですが、やっぱり「キャババレ」で一番ゆさぶりをかけられてるのは後輩の穂乃果ちゃんですね。本人はキャバハマリしてないのにね。
今回のオハナシの見どころは、キャバ通いが「仕事にプラス作用」する様子が描かれているところだと思います。回想シーンになってますが、ここはストーリー全体に関わる大事なところじゃないでしょうか。そしてそこにカットインされる凛ちゃんの「…奪わないであげてほしいな?」のコマ。スゴくイイなぁと感じます。
さておき、来週には最終回を読むことになる本作ですが、それまでに読み返しておきたくなりました。最終回…どんなかな?