「おねロリキャバクラ」by 春日沙生 まんがタイムきらら 2022年9月号p113 芳文社
祖母がよく言ってたコトバに「寝るより楽は無かりけり」というのがあります。苦しいこと辛いこと悲しいこと…とりあえず「眠ってしまえばよろしい」ということです。いえ苦し過ぎて眠れないとかいうツッコミは無しでお願いします。
そんな万能薬の「寝ること」であっても、ずーっと寝てると「もういいや」ってなるじゃないですか。え?なりませんか、てかそんなに寝たことないって人もいるかな。
そうなると、もう「寝ること」で得られる「楽」を吸収し尽くしたってことですよね。そして「…起きるか」ってなり、寝る前までの問題に対して「何らかの対応」をする…そういう気力が発生していたりします。
キャバクラとかをそういうのと一緒にすると失笑されそうですが、キレイなオネーさんと美味しいお酒を飲みながら楽しくお話をするのって、悪いものじゃないんですよ。いやホントに。ちょっとグチったりしても優しくしてもらえて、酔いも回って「いろいろなストレスとか不快だったこととか」がザラザラ―っとどこかにこぼれて消えていくような…ああコトバで表現するのってムズカシイ(笑)。
もちろんサイフからお金は消えていくんですけど、それでも翌日ちょっと薄くなったサイフを見ながら「…ま、いっか。楽しかったし」と思えたりしちゃうんですよね。ええ飲めなくなったいまではなかなかできないことではあります。ちょっと残念です。
そんなことを思い出しながら読んだ今回の「おねロリキャバクラ」。前回お借りしたときには「怖い上司がもしや…」と予想してたんですが、よもやの「優秀な後輩とのキャバランチ」という展開でした(笑)。
「よくない気がする」と先輩を心配する後輩穂乃果さん。帰りにはあえて言わずに…と思ったら部分的に口に出ちゃってますね。
心配されるのも分かりますけど、いまは「癒し」が必要な楓さん。「癒しに満たされて必要でなくなるまで面倒をみてあげよう」という感触(?)の凛ちゃんの、今回のヒトコマのコトバは、果たして穂乃果さんに通じてるんでしょうか…通じてない、かな?
まだまだこの先の展開がどう転ぶのか分かりませんが、いずれにしろ「凛ちゃんの癒しに満たされる楓さん」の幸せな毎日が奪われませんように。わかるね?穂乃果さん。