ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

もともとの理由や目的じゃないものとの出会いが、意外に「運命を変えた出来事」だったりするよね。

「六条さんのアトリビュート」by セトユーキ まんがタイムきららMAX 2022年10月号p203 芳文社

 

あとから思えば「何かに導かれたのかなぁ」と感じる出来事ってあるでしょう?…あ、いえ、別にオカルト方面の話をしたいわけじゃなくてね。

そういえば、ワタシが4コマと出会ったのも、特に「4コママンガを読む」という目的から入ったわけじゃなくて「交通量調査の待機時間のヒマつぶし」に、待機車内に積んであった雑誌に混じってた4コマ誌を読んだことがキッカケでした。そのときはこんなにハマるとは全然思わなかった。

そのバイトで何度も4コマ誌を読んでいたんですが、それだけだったらそこまでのハナシだったはず。だって読んだ誌名も作品も憶えてませんもの。

何日か続いた交通量調査のバイトが終わったしばらく後、大学近くのコンビニで偶然「まんがタイムスペシャル」を見つけ、つい買ってしまったところからワタシの「4コマ人生」が始まったといえます。低いところに平積みされてて、表紙はともびきちなつさんの「好きだヨンたーくん」でした…だったはず…だよな(に、認知が)。

当時よく読んでたマンガ誌は「ビッグコミックスピリッツ」とかだったので、バイトで4コマを読んでなければ気にも留めなかったでしょうし、まして買うことはなかったと思います。でもあの1冊を手にしたことで、その後何十年、こうしてここまで4コマにハマっているわけですから、ホント「運命的」だったといまは感じますね。

 

 

さておき、今回が最終回の「六条さん」。後半はちょっと休載も多かったのですが、こうして終わりを迎えて振り返ると、やはり良い作品だったなぁと思います。けっこう「六条さんファン」な人もTwitterとかで多く見かけます。どちらかというと「玄人好み」だったんでしょうか、いえワタシはそうじゃないので…。

最終回がある意味あっさりと終わるのって、こういう作品だと「これからもキャラたちの日常は続いていくんだよ」って感じがしてスキです。お借りしたコマの好みのセリフのように「連載は無くなっても」この作品が読み返せるのは良いことです。

幽霊が主役でありながら、それっぽさがあまり強くないのは「苦手なクチ」なワタシにはありがたかった。最初のうちは特にカラーでそこそこ雰囲気出してたりしたんですけど、ワタシにはあれくらいまででよかったと思います。

単行本も出ますし、ちょっとまとめて読み返してみたい作品です。ともあれ作者さまにはありがとうとお疲れさまをおくります。柱に「ご期待」が無いのですが、次回作が来てくれるとウレシイなぁ。

前回ヒトコマお借りしたのが1年半前なんですが、そのときの連載21作品のうち、いまでは半分が終わってるんですね。良い作品が多かったのに残念だなぁとも思うのですが、新しい10作品もやはり良い作品ではありますので、とても複雑な気持ちです。これも「流れ」というヤツなんでしょうけどねぇ…。