「六条さんのアトリビュート」by セトユーキ まんがタイムきららMAX 2021年4月号p116 芳文社
赤ん坊は「おなかすいた」「ねむい」「あつい」「さむい」で泣くんでしょう?大人も大して変わらないのじゃないかしらん?
なので「この世の不幸を全部引き受けてしまったような絶望感」も、まずは「食って寝て」、それでもまだ持続してれば…まあ医者にかかってみるとか?そうそう「不幸な気分」も続かないような気もしますね、人間って。
逆に不幸の引き金になりやすいので、特に「寝不足」には要注意かと。
ちょっと時間が無いのでここらへんで「六条さん」。美術テーマの、なにげに深みがありありな作品ですが、かつての「GA」とかとはずいぶん雰囲気が違いますよね。まあ幽霊モノですしね。
好みの絵柄かどうかはおいときますが(別にキライとかではない)、安定した展開とか面白さは、アクの強いMAX連載陣の中でも埋もれてしまわない実力があってよろしいかと思います。
淡々と続く会話で、その割にしっかり展開が進むところが、個人的にはスキかも。というか、MAXでこういうタイプの作品は少ないので、バランス的にも存在していてほしいです。ずっとハイテンション目なMAXだと、読むのに疲れそうですからね。
ともあれ来月には単行本も出ます。「GA」もそうでしたが、単行本ならではのプラスアルファに期待しています。