ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

よく言う「生き馬の目を抜く」シビアさが都会にはありますからね。

「茂林堂コーヒーハウス」by shinato まんがタイムきららキャラット 2022年10月号p184 芳文社

 

一方で、田舎には田舎のシビアさがあると思います。

大阪の真ん中で育ったこともあり、いわば「都会の常識」を疑わずに大きくなったワタシですが、巡りめぐってかなりの田舎に暮らすようになって数か月経ったころ…当時の勤務先の社長から「ちょっと話がある」と呼ばれました。

何の話なのか全然見当がつかないまま、社長のところに行くと「君は…どうして道で行き会った人にあいさつをしないのか」と言われました。

思わず「…は?」と言ってしまいました(笑)。確かにこの辺りでは全然知らない人でも行き会えば「こんにちは」を言ってくるものですから、内心「ああ、田舎はそういうのが普通なのかな」と思いつつ、軽く目礼を返すぐらいで「あいさつを返した」つもりだったんですよ。だって知らない人じゃないですか全然。

でもそれじゃダメだったんですよね。ちゃんと「こんにちは」には「こんにちは」で返さないと。

要は「○○に入った新しい社員は、町であってあいさつをしても無視する。社長はいったいどういう教育をしてるのか」というクレームがあったそうです。

正直「うわぁ…マジか」と思いました。だって都会でそれやったら「頭のヘンな人」ですもんね。まあそうこうするうちに知らない人にもあいさつをし、なんなら「いい天気ですね」くらいは言うようになりましたので…「郷に入らば郷に従え」です。

さて、これを逆に考えると「田舎で育って田舎の常識を疑わずに成長した」若者が、進学や就職で都会に出るとどうなるか。いうまでもなくワルイ人たちに「喰いモノにされてしまう」わけです。ええ、実は社長の義理の弟が都会で散々な目に遭ったんですよ。えーっとワタシが入って5年くらい経ってたかな。仲良くなった女性が実は…というヤツです。

その「詐欺的な行為をしてきた人物」に、ワタシ実は一度会ってまして、都会生まれの嗅覚というか「なんかこの人…アヤシくないか?」と感じたのですが、根拠もなくそんなことを言っちゃ失礼だと黙っていました。結果…まあ「美人局の類似品」みたいなヤツで、お金を巻き上げられちゃったワケです。

気の毒ではありましたが、こんな田舎から無防備に都会へ出ていけば「罠にかかりに行く」ようなもの。勉強代と思うしかないでしょう。

とにかく、都会では「笑顔で近づいてくる人間は悪人と思え!」です。過剰に思うかもしれませんが、そうして自分を守らないとダメだとワタシは思ってます。…あ、大阪で「買い物してるときや電車で隣り合わせたときにしゃべってくるオバチャン」は、ただのおしゃべり好きなオバチャンですので、たいてい無害です(笑)話し相手をしてあげるとアメちゃんくれます(笑)

 

 

さておき、昨日一昨日とタヌキ作品を取り上げたのでこの際「茂林堂」からもヒトコマ。こうやってみるとまさに「三者三様」ですね。

新キャラのアメリさん。オキテ破りの「アライグマとのハーフ」でキマシたかー。うーんアライグマねー。こうやって4コマの中だけならともかく、リアルではかなりの害獣だったりするしなー。いやまあそれはそれ、これはこれなんですけども。うむむ。

ただキャラとして「アライグマならでは」の器用さとかが感じられるのはイイと思います。確かにタヌキの中にアライグマがいたら「十人並みじゃない優秀な人材」になるかもね。器用な手を持ってるしね。

あと、今回どっちのヒトコマにしようかで迷ったのですが、アメリの「周りに聞く前にまず自分で考える」というのは、良いワードだなぁと。ちょっと欧米らしさがあるよね。

ともあれ、前回に続き今回もイイ感じでした。次号も楽しみです…あ、スタジャン姿がなかったのは残念かも。