ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

親の価値観という「呪縛」から逃れることは「自分の人生」を生きる上で大事なことです。

こみっくがーるず」by はんざわかおり まんがタイムきららMAX 2022年10月号p51 芳文社

 

もちろん「一周廻って結局親の価値観と同じだった」ということもあるでしょうけどね。でもその「一周廻ってきた」というところが決定的な違いになるはず、たぶん。

親もですが、生まれ育った土地…地元の社会がつくり上げた「呪縛」もあります。どちらかというとこっちのほうがヤッカイかもしれません。

「自分で考えているつもり」でも、その思考回路のベースには必ず「親の呪縛」「地元の呪縛」が存在しているわけですから、できれば「価値観が大幅に違う社会」を「自分の足で訪ねて廻る」ということがよろしいのではないかと思うのです。

そのためには、やはり「独りで生き抜くための実力」を養っておきたい。人それぞれなので具体的にどうこういうことはできませんが、とりあえず「経済的な自立・自律」はほしいところ。

あと「親」にも「地元」にも「敬意をもち続ける」ことは忘れてはならないと思います。「(赤の)他人の価値観」を尊重できる人でも、ややもすると「親や地元の価値観」を貶めるような態度をとることが見られる気がします。近親憎悪的なものなんでしょうねきっと。

理想論的なことを書きましたが、やはり「自分の人生の責任は自分で取る」という姿勢をもち、誰かのせいにしない人生を送りたいものです。

 

 

ともあれ「こみが」。あいかわらずステキな作品です。今回はつーちゃん作品のアニメ放送にまつわるお話なんですが、いつものわちゃわちゃ感もありながら、やっぱり最後の2ページはうるっとくるものがありますね。

つーちゃん母の言うとおり「自分が知っている幸せのかたち」におさまらなかったのがムスメの幸せだったということで…。そういう「自分の価値観の限界」を認めた上で、ムスメの幸せを願い続ける母の姿は、実に尊いものであります。

大トリの虹野センセイの様子も、いい意味でシリアス感をほぐしてくれてると思います。「身を清めて正座して観なきゃ」みたいなことをワタシもつい先日Twitterに書きましたねー(笑)。(…いやじつはそっちの作品はまだ観てなかったりする)

さておき、つーちゃんアニメも無事滑り出したところで、次はまたかおす先生のオハナシに戻るんでしょうね。さてさて、競争心やらなにやらも芽生えて成長したかおす先生、どういう展開が待っているんでしょう。楽しみです。