ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

アンケートには複雑な気持ちがありますね。

こみっくがーるず」by はんざわかおり まんがタイムきららMAX 2022年9月号p19 芳文社

 

座右の書(といいながらいまどこにしまい込んだか分からない)であるピーター・ミルワード氏の「生き方のコモンセンス」に書いてあった「アンケートに答えるべからず」が、私のアンケートへの考え方の基本でして、官公庁が必要により調べるもの(たとえば国勢調査とか)でなければ、原則「答えずにゴミ箱へ」がおそらく正しいと思います。

ちょっと極端ですが「アンケートに答えるとプレゼントが当たる(もらえる)」というキャンペーンとかは、9分9厘スルーしてしまいます。よっぽど魅力的なプレゼントだと…つい答えることもありますが。(でもそういうのほど当たらないけどね)

アンケートを実施する側になることもあるので、気持ちの上ではちょっと複雑なんですが(やる側になれば大勢に答えてほしいわけで)、それでもなお「アンケートに答えるべからず」はジャスティスなのかなと感じます。

今回のこみがで「アンケートにいい思い出がない」というミキちゃんやかおすせんせいの気持ち…分かる気がします。

創作とかアウトプットって、それで食べていく以上「お金になる価値がある(消費者がお金を出す)」ものでないといけません。それは分かります。でも創作とかって「お金に換算できる価値だけで測るべき(測られるべきもの)じゃない」とも思うんですよね。

こんなの青臭い意見だと思いながらも、いまの「アンケートで人気を測って先の対応を決める」のって、違和感がぬぐえない。個人的な意見です。

客観的な指標としてアンケート結果を重視してるんでしょうけど、私は「目利きの編集者が熱のある漫画家と四ツに組んで作る」のがスキです。その方が「カラー(色≒個性)が出る」と思いますし、読者もしっかりついてきてくれる、きっと。個人的な意見です。

…あああ、なんか上手く文にならないぞ。とにかく「スキな4コマ誌」が芳文社系ばかりなのは、たぶん「カラー(色)がスキ」なんだと思います。あ、双葉社もスキですよ。

 

 

ともあれ、よい刺激を与えあったかおすせんせいとくりす&ミキです。「こみが」です。

「原作&作画」のコンビで創作するのって、もうちょっとお互いの距離が遠いイメージがあるんですが、この「くりミキ」のは(たとえ「どフィクション」でも)いいなぁと感じます。リアルでここまで距離の近いコンビ作家っているんでしょうか?いるんでしょうねきっと。

そして、かおすせんせいと編沢さんの二人三脚も、どんどんシンクロしてペースアップしていきそうです。こういうのはリアルであるんでしょうか?あるんでしょうねきっと。

「女子高生」という立場がなくなっても「作家」として成長するかおすせんせいの姿をずっと読みたいなぁ。とりあえず卒業がゴールじゃない雰囲気でよかった。ぜひぜひ長く続いてほしい作品です。