ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

漫画家さんとかって、どうやって「クオリティ」と「原稿料」のバランスを考えるんでしょうかね?

「年下の酒先輩が可愛い」by 上嶋ハルキ まんがタイムオリジナル 2023年10月号p95 芳文社

 

イラストとかなら「カラーかモノクロか」とか「仕上げの解像度」とかが作品のクオリティになるような気もするんですが、マンガだとそのヘンの「さじ加減」がイマイチ想像できないんですよねワタシは。

名前が思い出せないんですが、とある著名な指揮者のオハナシで、いつも譜面を見ながら指揮をするのを「譜面無しでは指揮できないのかい」みたいに言われたときに答えて曰く「譜面を見なくても指揮はできるが、そのぶんギャラは上がるよ」…(笑)

ホントのハナシかどうかも分からないんですが、確かにワタシが吹奏楽で演奏するときも、譜面があるかないかで「仕込みのレベル」は違ってきますから、納得できるハナシではあります。やっぱり暗譜(譜面を暗記する)にはそれなりの労力が必要ですもんね。

マンガ読み手としての経験は長いんですが、描き手の経験は小学校でほぼ止まってますので、そういう「労作」と「報酬」の対価関係がイマイチつかみ切れてません。以前の仕事の映像関係だと「使用機材の違い」なんかで差がついたんですけどね。たとえば「放送用のベーカム」で撮るか「業務用のS-VHS」で撮るか…あとは編集にかけるコストとか。

漫画家さんはある意味「人気商売」だから、そのヘンをどうしてるのかちょっと知りたい気もします。いくらギャラが安いからって、レベルの低い作品を世に出しちゃ「自分の価値を下げる」ことになりますもんね。うーむ、よくわからん。

 

 

さておき「酒かわ」。おお、連載1回目と2回目を続けてヒトコマお借りするのってかなり珍しいかも。うん、たぶん「お仕事系4コマ」って個人的にスキだからついつい…ね。

そしてこれまでのところずっと「糸目」の西園寺さん。ディレクターらしい雰囲気です。きっとここぞというときに「カッ!」と目を見開くんじゃないかな(笑)。

今回のオハナシは、以前「ハコイリクリエイト」でヒトコマお借りしたときに書いたアレですね。どうしても「クオリティにこだわらずにはおれないクリエーター」の気持ちが分かりすぎるので、美山さんの方に感情移入しそうになります。

でも「いいもの作れば次は金額アップしてくれるかも…」は、確かに+絶対+間違いなく「ない」ですね経験上(笑)。だから西園寺さんの言う通りですよホント(自戒)。

ともあれ、今後も気になる「お仕事4コマ」です。次回はどうくるかなー。