ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

技術の進歩や機材の性能向上によって「レンダリング中に一服」が無くなっていったんですよねー。

「しーじーでしなじー」by 杞憂子 まんがタイムきららキャラット 2022年9月号p128 芳文社

 

本業として映像プロダクションに勤めていた当時は、まだまだノンリニア編集は高価過ぎて「導入してもモトが取れない」システムでした。取材撮影がベーカム主流の頃ですから…あああトシがバレるぅぅ(笑)。

なので、その手のCGや特殊効果が必要になると「外注」するしかなかったんですよね。ええワタシも素材テープかかえて行きましたともさ。当時は長野県の諏訪にあったんですよその手の会社が。

そしてオペレータさんにあれこれ指示をして、ヨシOKとなってから始まるのが「レンダリング」でした。まあ本編自体が短いモノだったのでせいぜい1時間ほどでしたが、その間はお茶などいただきながら情報交換という名の雑談をしてましたね大抵。時間によっては食事に出たりね。

ただ、そうこうしているうちにドンドン機材の性能が上がっていって、レンダリングに要する時間が短くなっていくわけです。当然雑談をするようなこともなく、ちゃっちゃと済ませて「じゃっ!またお願いします~」と帰路につくことに…。

そりゃあコストパフォーマンスとか考えればイイコトなんでしょうけど、あの「レンダリングにかかる時間のおかげで得られたもの」は確実に失われたわけです。個人的には実にもったいない。「時間を潰す」だけじゃなくて「いろんな情報や学びを得る機会」が無くなったんですもの。

なので、進歩や発達が「両刃の剣」だということを、常に腹の底に持っている必要があると思っています。プラスだけじゃないんだよ…とね。

ちなみに、急速な技術進歩により低価格化が進んだ結果、ワタシの場合「仕事を辞めたあとに自前でシステムを揃えて」ノンリニア編集ができるようになりました。本格的なワークステーションベースではなくて、安価なPCベース(エプソンのクリエセンスというセット)でありながらも「必要十分」だったと思います。実際数回「小遣い稼ぎ」もできましたから(笑)。

 

 

さておき「しーじー」。先月の第1話でもお借りしたかったヒトコマがあったんですが、諸般の事情で見合わせ。でも今回の方がネタ的に良かったので結果オーライです。

イマドキの3Dモデルって、もう「…これ写真?」なんですよね。「ウゴウゴルーガ」とかを知ってるワタシらからすれば「別次元」とさえ感じます…あああトシがバレるぅぅ(再)

専門学校って一応営利も目的なので、生徒に選んでもらえるように「あの最先端高性能ソフトが使い放題学び放題」をウリにしたりするらしいのですが、いまの主流ソフトが将来にわたってそうとも限らないのがムズカシイ。一眼カメラとレンズの関係みたいなもので、最初に触れたのが「自分の中のデフォルト」になるんですよね。

ともあれ、なにやらビミョーにアヤシげな新キャラも登場して、この先どういう絡み方をするのか楽しみです。あとやっぱセンセーがイイ感じ。会社勤め時代の話とかもあるとイイなぁ。連載化してほしいなぁ。