「ハコイリクリエイト」by 行町咄 まんがタイムきららMAX 2022年9月号p126 芳文社
だいたいクリエイター系の人種って、ついつい「モノヅクリの完成度」にこだわってしまい、気付くと「制作進行が崩壊しかかっている」ということが多いのではないでしょうか。少なくともワタシはそういうタイプです。
うっかりすると「いただけるお金に釣り合わないハイコスト作品」を制作しがち。まあ自己満足というヤツでしょうか。「自分の作品として残すことが許されないレベル」の線が上がったりしがちです。ええ少なくともワタシは(略
ただ、ワタシ自身も(職場が変わったこともありますが)立場が上がってくると「クリエイト面で大雑把になってもいいからマネジメント面を優先する」ことの大切さを意識せざるを得なくなります。そういうタイプの典型であったワタシでさえそうですから。
一方、最初のうちから「マネジメント面を優先させてクリエイト面での大雑把を許容する」と、たぶんクリエイターとしての成長は望めなさそうな気もします。もちろん「大雑把に質より量」のトレーニングとかはした方がよろしいのでしょうけれどもね。
いま思えば、マネジメントをしている上司をハラハライライラさせながら、自分のクリエイター的自己満足を追求していたあのころは、シアワセだったんだなーと思います。良いことかどうかはさておいてね。
そんなわけで待望の「大雑把な大座華子さん回」です!ハコクリです!待ってた!
もう見るからに「マネジメント<クリエイト」な華子さん。いいなーこういうキャラスキなんですよホント。
制作進行管理の大変さも全然わかってないわけではないんでしょうけど、やっぱり「制作するモノ」の方がウエイト大きいヒトですよね。だから「作品は素晴らしくよく出来ている」と思われます。でも校正とかは「溜めて積み上げて一層面倒臭くしてしまう」タイプ。あー親近感(笑)。
関西弁でトガったファッションで…あれ、小梨さんと同居?柱のキャラ紹介ではそう書いてますが…この2人だと面白そう。それだけで1本作品になりそうですね。スピンオフとか読んでみたい。
あと手持ちの仕事が無くてワキワキしているハイルさんがイイ感じです。手持無沙汰の表現としてアタラシイ感触がありますね。