大阪だとゼッタイ「なんや梅雨でカビ生えたんか」「ほったらかし過ぎてロクショウ吹いたんか」みたいなイジリが入ります(笑)

「ハコイリクリエイト」by 行町咄 まんがタイムきららMAX 2024年8月号p192 芳文社

 

身体的なトコをイジルのって、基本的にNGなんでしょうけど、本人が自分の意志で何らかの変化をさせた場合なら、ある程度許容されると思います。こういう「髪色変えてみた」なんかならね。なんならイジラレるネタとしてヤルこともありますから。

ワタシも大学のころにパーマかけてみたことがありましたけど、翌日には盛大にネタにされイジラレまくりました(笑)。うん、まあちょっと(かなり?)ネラってはいたのですけども。

でも、そのイジリを通して「そのアタマだとメガネが合わんな」とか「せっかくだから服もソッチ系にしてみ?」とか、アドバイスのようなものももらった覚えがあります。

「似合わない」とは言わずに「こうすればエエ感じになるんちゃう?」みたいな言い方をされたら、やっぱり「ああそうか、ならやってみるかな」という気になりますよね。メガネだったのにサングラスをかけるためコンタクトにしたし、服の色も「黒&ミドリ」が増えたし、自分のアクションがキッカケで次への方向が決まっていったのは、不思議と心地良いものでした。

さておき、いろいろ挑戦できるのも若者の特権です。奇抜な髪色も尖ったファッションも、若いうちにやっておくとイイと思います…ジジイになるとスキンヘッドにするくらいしかないもんね(苦笑)。

 

 

そしてとうとう最終回の「ハコクリ」。「せっかくの最終回なのにこのコマかいな」って言われそうですけど、やっぱ華子さんだし記事的にもすんなり書けたし…なによりこういうメタなネタだもんね、そりゃ喰いつくさ(笑)。

本編はちょうどドラマのエピローグのようで、2年後のみんなの様子と、そこに第1回とかのフラッシュバックシーンがカットインするという表現はとてもイイです。スキです。

そしてあえて言うと…クマの無いリンリンは確かに一瞬「…誰?」ですよね(笑)。いえそれくらい当時は「すり減らしながらガンバっていた」んでしょうけど。

ともあれ、イイ作品でした。個人的には「昔の仕事を思い起こさせるシーン」も多くて、たまにあのころのアレコレに「うぁぁぁ…」となったこともありましたが、この作品を読まなければ思い出すこともなかった良い思い出も浮上してきてくれたので感謝です。

作者さんには「ありがとうございました」と「お疲れさまでした」をおおくりしたいと思います。…んで、芳文社さんには「次回作にご期待」がハシラに書かれてない理由を説明していただきたいね。うん、忘れてただけだよね?(圧)