「ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし」by 原田繭 まんがタイムオリジナル 2024年10月号p113 芳文社
両親の性行為そのものを見てしまうとトラウマになるというのはよく聞きますが、文字通り「イチャイチャ」してるのでも、特にオンナノコにとってはかなり大きめのダメージになるんだとか。ときどきそういう相談が某知恵袋にも載ってたりしますもんね。
ワタシはどちらかというと、そういう様子を子どもたちに見せてる方です。見せつけるというほどではありませんが、まったく隠すようなことはないですね。…さすがにキスしてるとこは見せたことないと思うんですが、たぶん。
でもね、両親の仲が良くない家庭って、子どもへの影響が少なからずあって、成績とかもかなり明確な差が出るという研究結果もあるみたいです。
ワタシ自身、自我形成が整う頃には片親がアタリマエでしたから、両親が罵り合ったり不機嫌をぶちまけたりしてる様子はほとんど見てません。「母親はいない」ですべて済まされていた気がします。だから「夫婦喧嘩でイヤな雰囲気」というのも無かったです。ある意味、恵まれていたと言えなくもないですね。
逆にいまの自分たち夫婦は、お互いの機嫌も良くてイチャイチャしてる様子も見せてるけど、ときにケンカしてネガティブな空気も発生させてますので、必ずしもオールオッケーではないとも思います。
ごくたまに「うちって夫婦ゲンカしたことないよねー」みたいなこと言うヒトもいるみたいですけど、ああいう夫婦ってどうやったら発生するんでしょうね(笑)。いや…フィクションか?フィクションなのか?
さておき「ムクカノ」。初のヒトコマお借りしますです。
子どもから見ると「妻に対する配慮のカケラも見えない」父親だと思ってたら、実は子どもから見えないところでは毎日キスとかしてる…って!おいイイ話だなおい!って読んでて思わずツッコんでしまう今回のオハナシでした。
こういう夫婦って、案外リアルでもケッコウいたりするんかな。いやまあ確かに子どもの前だとハズカシイというのも分からんではないけど、成人するくらいまでそういうのを察知させない両親って、ちょっとスゴイかもしれないな。
そして「感謝とか愛情」を言葉じゃなく伝えるのに、スキンシップとかは大事ですよ…ということから、タイトルコマのシーンにつながるんですよこれがまた。うん、上手いよねこういう展開ってか見せ方って。
この作品、今回で7話目ですかね。ストーリーもので毎号のページ数は多いけど、単行本はまだちょっと先かな。謹んでお待ち申し上げております。