ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「ベクトル」(あと「バイアス」と「スポイル」)は個人的につい多用してしまうカタカナ言葉だったりします。

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「ホレンテ島の魔法使い」by 谷津 まんがタイムきららMAX 2021年4月号p76 芳文社

 

以前のブログでも書きましたが、いわゆる「LGBT」であることのカミングアウトを受けたことがあります。

今回のあむほど「嫌いにならない」なんて言い切れなかったのですが、結果としては「いままでと変わりなく」付き合いが続いています。

「LGBT」の人がカミングアウトをすると、された側はつい「誤った受け止め方」をしがちです。伝えたいのは「私はLGBTだ」ということだけなのに、ノンケな側は「え?僕のことそんな目で見てたの?」などと「同性愛の対象としての告白」を受けたものと勝手にカン違いしてしまうことが多いようです。ええ、私もはじめはそう思いましたけどね。

落ち着いて考えると「私はゲイ」と「私はあなたが好き」とは「全然重ならない別個の案件」なのですが、ナゼかごっちゃにしてしまう。まだまだ「LGBT」が認知されていないのかもしれません。社会も、私たちの心の中でも。

人間というのは「近くにある(あるいは直接自分に関わる)」モノゴトを「やたら大きく膨らませて」感じ取るところがあって、それはあまりよろしくないと思うのですが、身近に「LGBT」の友人が出来たことで、そうした存在を「当たり前のように受け入れられる」自分になれたことは、本当に良かったといまは感じています。

…んで、タイトルの「ベクトル」なんですが、あむが使っている(カン違いしている)「ベクトル」を言い換えると「向かい合ってハグする」のと「同じ方向を向いて肩を組む」のとでは「ちょっとベクトルは違う」ということかな…と。

「ハグ」と違って「肩を組む」には、お互いの肩の「高さ」が合わないと難しいですよね。そういう意味で「しっくり肩が組める」存在のかるてが「大好き」なんだろうな。向かい合ってしまうと肩は組めないもんね。

「LGBT」の人とは、無理して「ハグ」しなくてもいいけど、抵抗なく「肩が組める」ような人々が増えればいいなと思います。私もそうなれたように。

 

前回の「ホレ魔」で、ユシャに「超能力か魔法か?」と問うシーンがあって、最初「なんでそれを確認するの?」と思ってたんですが、今月のお話で「ああ、これは確かに魔法かどうかが大事だな」と納得しました。超能力じゃお話にならないね、うん。