ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「節まわし」が連想されるのって、やはりテレビの影響が大きいのでしょうねぇ。

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「ホレンテ島の魔法使い」by 谷津 まんがタイムきららMAX 2021年7月号p49 芳文社

 

…「キ〇ーピー3分クッキング」、ですよね?…ね?

擬声音から「節まわしが脳裏に出てきてしまう」のには、ほかにも「笑点」のテーマとか「ラジオ体操」とか。そうそう「結婚行進曲」もそうですね。

結婚行進曲と言えば2種類あるんですが、トランペットの「ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん」で始まるのがメンデルスゾーン作曲の方で、こちらは披露宴の入場に使ってもまあよろしいのです。(この曲が含まれる「真夏の夜の夢」自体はややおどろおどろしい雰囲気ですが)

ところが、もうひとつの「ちゃーんちゃーかちゃーん、ちゃーんちゃーらちゃーん」の方は、ヴァーグナーの「ローエングリン」という「最後は新郎が去って新婦が死んでしまう」オペラの曲なので、おめでたい席にはくれぐれもお気を付けいただきたい。いえ別にそんなところにこだわっても何なんですが…。

あと、似たものに「自動的に節がついてしまう言葉」もあります。関西人なら「関西電気保安協会」を節を付けずに言えないハズ(笑)。ええもちろん私もそうですとも。

ともあれ「読み手の脳裏に音楽を流す」という手法には、「テレビ」という媒体が大きな役割を果たしている気がします。いえほぼ間違いないでしょう。

そう考えると、近年若者を中心に「テレビ離れ」が進んでいるようですので、こういう「楽しみ」を共有できる世代が減っていく可能性もありますね。そうなってしまうのは寂しい気分なんですが、おそらくそれにとって代わる何かが生まれてくれるんじゃないか、とも思います。まあ私も最近あまりテレビを見なくなってますので。

 

というわけで「ホレ魔」。この作品は擬声音と節まわしを語る上では外せないのですが、今回はほかにも取り上げたいネタがありました。薬膳ネタも川上音二郎ネタも落語の「死神」ネタも捨てがたいので、どれをお借りしようかさんざん迷ったんですが結局今回のコマになった次第。今回見送ったネタはまたの機会に…(あるのか?

しかしアレを気合で完食できるなんて…ユシャって何者設定なんでしょうか。ラスボス味がスゴイです。(…いやユシャだけに勇者か?)