「ホレンテ島の魔法使い」by 谷津 まんがタイムきららMAX 2021年11月号p91 芳文社
なのでいまでも船旅はスキです。最近はとんと機会が無いのが残念ですが…。
そもそもフェリーの航路自体が廃止されてます。理由は言わずもがな「橋が架かった」からで、つまり「本州と四国は地続き」というパラダイムシフトが起きてしまったせいなんです。それでも最初は「橋はコストが高い!」といってフェリーを利用する人もそこそこいたようですが、いつの間にかみんな橋を使ってた気がします。
ベッドがある客室には一度だけ泊まったことがありますが、9割がた「カーペット敷きの大広間にザコ寝」の二等客室でした。いまじゃ考えられないかもしれませんが、当時は老若男女ごった煮ならぬごった寝で、それでもみんな上手に譲りあいながら一晩過ごしてましたっけね。
いろんなことがありすぎて書きだすと長くなりますのでまたの機会にしますけども、ともかく夜のフェリーは私にとって「一番馴染みのある&静かな楽しみに満ちた」旅の思い出のコア部分です。
そうそう、ヒトケタ歳のころから船には乗り付けていたので、船酔いはあまりしません。あと飛行機も平気です。ダメなのは地面を走るヤツですね。特にディーゼル機関車は何度も酔って吐いた経験から苦手意識がすごく強いです。もう治らないでしょうねぇ。
ともあれ「ホレ魔」。前回までの伏線織り込み温泉ネタからいきなりなぜか「ラーメン食べるだけの東京行き」に。ときどき前話からの流れをぶった切るのは何かポリシーでもあるのでしょうか。…あ、次号お休みなので今回は「埋め草回」なのかしらん。
「0泊3日」を「ラーメンのため」ではなく「遠距離介護のため」に、一年ほどの期間ほぼ毎週続けたことがあります。1日目は仕事を終えてから出発し、翌朝実家に着いたら1時間ほど仮眠してから病院やら薬局やら掃除買い出しあれやこれや盛り沢山。夕方に実家を出発し「途中どうしても眠くなったら仮眠をとりつつ」翌未明に帰着。ほとんど寝ずに出勤…というヘヴィサイクル、よくやったよ我ながらね。週2回やったこともあったからね。
でも正直そういう「弾丸行程」って、詰め込んだプランをこなしていくうちに結構ハイになったりするので、キツイけど案外楽しかったりします。今回の2人の様子はその「キツイけどハイで楽しい」が良く表現されててイイ感じですね。
さておき、次々号はどんなお話がすべり出しますやら…楽しみです。