ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

確かに「今時」はそうなのでしょうが…これに賛同してしまうと何というか、自分の「男」がスポイルされる気がして…。

f:id:tanaka-minoru-fake:20201205071404j:plain

「可愛い上司を困らせたい」by タチバナロク まんがタイムオリジナル 2021年1月号p18 芳文社

 

どちらかというと「男女平等主義」からは距離をとるのがポリシーです。女性差別を良しとはしませんが、社会的な性別は生物面での機能の違いがもたらしたもので、そういう点から平等をはき違えないようにしたいという考えをもっています。

もちろん多様な考え方がそれぞれ尊重されるべきだとは思いますので、自分と相反する考えをもっている人を攻撃したことはない…はずです。ただ、自分の考えを放棄することもありません。

とはいえ、絶望的状況下で踏み絵を迫られたら、あるいは踏むかもしれませんね。「何が正しいか、時代で変わるから信じない」という歌の文句がありましたが、そういうスタンスももっているつもりです。

男女が平等であることは、成熟した社会の中での短期的な視点からはメリットが多いと思うのですが、一方で社会や生命体集団が不安定になったときにはデメリットに転換されて、結果的に「脆い」社会や生命体集団になる気がします。気がするだけではなくキチンと「論」を展開するには、この場は適当ではないとおもうので割愛しますが…。

 

とかなんとか理屈をこねるのはこの辺にして…あれ、この作品って略称無かったっけ?「かわこま」?

ちょうど2年前にもこの作品で「同じような(違うような)展開」がありまして、そこからヒトコマ拾い上げたのですが、今回のこのコマは、そのとき書いた私の考えに対しても「真っ向からブツケにきてる」感があります。いえこちらの感じ方だけの問題かとは思いますけどね。

なんにせよ「考え方」というのは、他人に「変えろ」「棄てろ」と言われても却って意固地にその考えにしがみついてしまうものです。そのくせ、ある日突然「あれほど大事に戴き持っていた」はずの「輝かしく価値のある考え」が、まったくもって無価値でこだわるべき意味が見出せない考えになったりして「ためらわずあっさり捨てられたり」するものなんですよ、己の経験も踏まえて言えば。

最近、この作者さんの「恋愛しませんか?」というちょっと前の単行本を読み始めたんですが、いい意味で「男女のまどろっこしいやりとり」が上手に描かれているなぁと感心してます。絵柄は普通に青年誌向けなんですが、ストーリーや心理描写はもしや少女漫画なのではないかと(あまり少女漫画を読み込んでないので断言はできない

そういう視点で見ると、この作品もなんかそういうふうに読めてしまう。ともあれ、なかなか気になる次回への引っぱりかたですなぁ、楽しみ。