ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

いい意味での「空気を変える言葉」が言えることは、上司がもつべき大事な能力かもしれません。

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NEW GAME!」by 得能正太郎 まんがタイムきららCarat 2021年1月号p199 芳文社

 

ドモ コニチワ フタコマラクダデス ゥイーンw(^皿^)w

…なんてことはどうでもよくて、毎度のことながら「2本立ての2本目」に見るべきものがありすぎる「NEW GAME!」。コウさんの「怒鳴っているわけではないけど圧力の強い言い方」と、それに五者五様の反応をする青葉たち。あるあるこれ。経験あるよ私も。

本人たちが「まずい失敗したっ!」って思うときより、たいしたことないように感じているときのほうが、ほんとマジでヤバいというヤツ…。

 

私が経験したのはちょっと違うんですが、映像カメラマン当時の出来事。

現場での撮影を終えて編集室に戻ってきて、いま撮ってきたテープを見ていたときのこと。「満点の出来には足りないけれど、プロの仕事として及第点は取れてる」と思ったので、一緒にプレビューしていた「直接の上司じゃないけど責任者的なポジションにいて、カメラマンとしては大先輩になる人」に、つい「まぁこんなモンでしょう」と言ったんですよ。

そしたら大声ではないけど圧のこもった声で「何がこんなモンだ?」と(汗

その圧に押されてフリーズしてたら、追い打ちで「こんなモンって…どんなモンなんだ?」と(滝汗

いま思えば確かに「詰めの甘い映像」だったのだと思うのです。そこそこ経験値もあったので、及第点以上のより高い映像を追い求める姿勢に欠けていた…と。その「弛み」をその人は見逃さずに「突いて」きたんですよね。

撮り直しがきくものではないので、その素材を編集して仕上げたのですが、半日以上頭の中が真っ白でした。

 

…以前に私がとある撮影で失敗したときには何も言わなかったんですよ。責めることもなじることも、逆に気休めも言わなかった。

あとで聞いたんですが「自分の失敗は自分自身が一番わかっている」と。だから「本人が失敗をわかっているときは何も言わない。言う必要がない。自分で反省して、原因を突き止め、二度と同じ失敗をしない。それがプロだ」というんですよ。ああ、ホントそうだなぁと。

で、それからずいぶん経ってからの「何がこんなモンだ?」事案。これこそ「自分がわかってない失敗」だったんですよね。

それ以来、撮影では「75点くらいならヨシ!」じゃなくて「あくまで100点!可能なら120点!」を目指すようになりました(別にできてたとは言わない

あと、自分でイマイチだと思ったら「自分としては○○が○○なので○点減点。次回はこれこれこうして改善」というふうに、反省と改善でブラッシュアップするように努めましたねぇ。ま、もう○○年前&いまは全然違う職種…なんですけどねwww

 

ともあれ、お仕事4コマとして個人的にササりまくる本作。あくまで「きらら系DV4コマ」であり「CGDCT」であるのに、ときに「水平射撃」をカマしてくるところが他と一線を画する。アニメ3期の話は聞こえてきませんが、ツクリかたさえ間違えなければ「実写ドラマ」化にも耐える作品だと思っています(別にやれとは言わない