「サカナフライ!」by 絵井みぃ まんがタイムきらら 2021年9月号p191 芳文社
実際のところ「好奇心は猫をも殺す」という言葉もあるわけで、適度な「好奇なものへの自制心」は身を守るうえで必要なのではなかろうかと…。
もちろんただただ「慎重に遠巻きに」では、いつまでたっても得るものが少ないままですから、トライすべきときは慎重かつ大胆に行うのがよいでしょうね。
ちなみに私が「好奇心」という言葉で思い出すのが、徳川家康の逸話です。織田信長から季節外れなのに立派な桃が送られてきたとき、手を付けず家臣にやったというもの。確かそのときの理由が「(季節外れの立派な桃のような)奇異なものには奇異な作用がある」というものでした(うろおぼえ
一方で死因と言われる「鯛の天ぷら」については、当時としては珍しい料理法だったことから、好奇心から箸をつけ、結果美味しくて食べ過ぎたという説もあるそうです。
とか言いながら、やっぱり「つまんない」よりは「おもしろい」ほうが良いわけで、そういう点で「安全かつ慎重に近づく」ためのセンサーを育てるには、若いうちの「好奇心からの行動」は重要かもしれませんね。
というわけで「サカナフライ!」。んー、これ何かのオマージュなんでしょうか?
最近「きらら系」の世代がじわじわ自分から離れていってる感がありまして、もしやこの作品も「共有するための下地」が持てていないのかなと思ったり。
でもどことなく「接点がありそうな何か」も感じる「ちょっと気になる作品」でした。画も個性を感じますからね。
ゲストではありますが「○話連続ゲスト」みたいな記載が見当たらないので、まだ続きそうです。今後の展開を楽しみにしています。