ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

プロっぽく見られたい気持ちはよく分かります(笑)。

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「おひさまポートレート」by こやまみゆ まんがタイムきららMAX 2021年5月号p187 芳文社

 

機材がプロ用ならプロっぽく見えるかというと、案外そうでもないんじゃないでしょうか。

業界同士だと「あ、本業だ」と分かる特徴があると思います。この一つ前のコマでなつみが「レンズフードつけてきた」っていうんですが、やはり私の経験からいえば「プロは必ずレンズフードを付ける」けれど「プロはレンズキャップは使わない」です。

スチルが本業じゃないんですが、レンズキャップを付けているプロは見覚えがありません。あ、もちろんケースにしまうときは付けてますけどね。

そのかわり、多少ぶつけてもいいようにレンズフードはシッカリしたものを付けます。シッカリといっても金属製だと衝撃がモロ本体(マウントとか)にきますので、基本樹脂製ですけどね。

私が本職だったころのビデオ機材は「カツギ(担ぎ)」といわれるショルダータイプの大きなカメラだったんですが、待機中は「三脚からは下ろす(転倒防止)」「隠し撮りの誤解を避けるためレンズを後ろ向きに、自分の両足の間に置く」などのルールがありました。(でもレンズキャップはしない)

あと、単独で現場に出ることはほとんど無かったです。VE(ブイイー:ビデオエンジニア)と呼ばれるアシスタントと、あと記者も一緒に動きました。いろんなトラブル&アクシデントが起きうるんですが、怖いことの一つが「撮影中、一般市民に機材をぶつけてしまう」ことでしたから、やはり「撮影に集中&後ろに目が付いてない」カメラマンのサポートをする人間は必要でした。イマドキは機材が小さいから一人でも大丈夫なのかな?

とにかく「撮れなかった・撮れてなかった」は絶対にあってはなりませんので、あのころは現場での気合も違いましたね。

 

いかんいかん、むかし話はさておき「おひポー」(なんだその略)。最近はスマホでもかなりイイ写真が撮れますから、カメラ自体が売れなくて各メーカーとも苦戦してるようです。

作者さんはいわゆるティーンズ誌とかが主フィールドなんでしょうかね?あまり4コマ誌ではお見掛けしませんが、これからこちら方面にも進出されるのかしらん。

画のタイプからして機材を細かく書き込んだりはしないんですが、それがかえってイイ感じです。「ぎんしお少々」のようなマニアックなのもスキなんですけどね。

関係ないですが主人公のなつみの「両手の指の先だけをくっつけて手のひらはつけない」ポーズ(?)は、以前私もクセでよくやってました(指先を前に向けるのでちょっと違うんですが)。考えゴトするときとか、ついやってしまうんですよね。

ともあれ、この作品はゲストなので続くかどうかわかりませんが、テーマを変えたりしてまた掲載されるといいですね。