ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

結婚披露宴での「涙腺プッシュイベント」って、なかなか慣れないんですよ。

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「かのんとぱぱ」by おーはしるい まんがタウン 2021年6月号p168 双葉社

 

私がいたころの地上波ローカル局って、本社報道部とか制作の一部を除いて、撮影クルーのほとんどが「映像プロダクション」所属でした。現場の面子で「局の正社員は記者だけ」というのが当たり前、そうじゃないクルーってめったにいませんでしたね。

で、営利企業である映像プロダクションとしては、稼ぎの点ではあまり旨みはないけど、それ以外にいろんなメリットがあって「地上波の下請け」もしてるんですが、それ以外に「儲けやすい仕事」を代理店と組んで作ったり、スタッフを遊ばせておかないための「埋め草仕事」も取ってきたりするわけです。

そんな雑多な仕事のひとつが「結婚式のビデオ撮影」だったりします。まあ「結婚式のビデオ撮影を業者に頼んだことがある人」に対しては、こういう言い草は失礼になっちゃうんでしょうけどね。

もちろん「ブライダルに本気で取り組んでいます!」という専門プロも多いとは思いますが、あの当時「カメラ等撮影機材+編集システム一式」を「(放送)業務用」でそろえると1千万円はかかりましたから、ブライダルでは相当上手に経営しないとモトが取れなかったんじゃないでしょうか。

ちなみにいつ頃の話か…はいろいろ差し障りがあるので控えますが、局のENG(報道カメラ)は「ベータカムSP」が主流で、オンエア出しが「D2」だった時代です。…分かりませんよねスイマセン(汗

そんな機材バナシはさておき、私もよくブライダルはやりました。農協が経営する結婚式場とか、老舗旅館がやる披露宴とか…。数えたことはありませんが100件は超えてますね間違いなく。

そしてほぼ必ずある「新婦から両親への感謝の手紙」の朗読。まー泣けるんだわこれが。さすがにマジ泣きしたことはありませんが、涙腺崩壊一歩手前という経験は何度かありました。当時はまだ若くて独身で娘もいなかったのでまだ気持ちを逸らすことが出来ましたが、いまだとダバァッと行っちゃう自信があります(笑)。

 

そんなわけで拓パパにシンクロ感バリバリな今月の「かのぱぱ」。あえて言いましょう、「世界よ、これが『娘をもつ父親』だ」と(笑)。

いやまあそれはさておき、100回以上撮ってきたのに「フラワーガール」は一度も無かったんですよね。「小さな女の子&男の子から新郎新婦に花束贈呈」ならよくあるんですが。地域性があるんですかねぇ?フラワーガールって。