「先輩に推されて仕事になりません!」by あしや稚浩 まんがホーム 2021年9月号 p90 芳文社
考えてみれば異常な空間ですよね>学校。
同じ年齢の人間ばかりが集まっていて、しかも受験のフィルターで学力レベル≒考え方のレベルまで似たかどっこい。多少のバラエティはあるものの「共通項の非常に多い集団」なわけですから。
社会に出ると、年齢の違いもさることながら「メンタリティ(思考回路や価値観その他もろもろ)」の違いがスゴイのですよね。同じ職場に「意識高い系」と「西成系」の両方がいたりね。そこら辺が極端に違う人たちで出来上がっている環境に放り込まれると、ときに自分のメンタルが崩壊させられそうになったり…(経験あり
いま現在進行形で悩みを抱えている学生の人には「キミの悩みは社会に出て価値観フィールドが変わると消え失せるから大丈夫」と言ってあげたい。いやまあ社会人には社会人の悩みが生まれるわけですが、それでも本気で逃げるなら「四方八方全部が逃げ場」になるだけ、学生時代よりはマシかもしれませんね。
さておき「推させん」。こういっては何なんですが、初ゲストなので特に「画がスキ」とか「ストーリーがスキ」とかには至っていません。ぶっちゃけ冒頭にお借りしたコマが私の自分語り用にマッチしただけで…。
でも、不思議なものでそういう「自分語り日記にマッチするコマの多い作品」ってあるわけで、何となくヒトコマお借りしやすいお話を描いてくれる作者さんって、そういう方面からお気に入りになったりもします。
まだちょっとつかみきれてないんですが、ここ数年のホームってこういう画やらお話の作品が多いような気が…。いえ別にキライじゃないんですよ。まあ「タイム系」のステロタイプが変化してきているということなんでしょうね。
そういえば私も「自分だけ年上」という環境にいたことが多かったので(学生時代でも社会人でも)、この主人公にはちょっと共感したりします。ともあれ、今後どういう展開になるのでしょうね。