「ニチアサ以外はやってます!」by 猫にゃん まんがタイムきららキャラット 2022年9月号p98 芳文社
でもやっぱり「基本から体系的に学ぶこと」は、将来のことを考えればベストかもしれません。
またかと言われそうですが、楽器もそうです。「この曲がスキ!この曲を弾きたい!」というところから楽器を始める人が99%だと思うのですが、そういう人に(ピアノなら)「バイエル済むまでダメ。基本が大事」とかやっちゃうと、たぶん楽器をキライになる気がします。つまんないもんね、基礎練習ってね。
だからとりあえず「やりたい曲をやれるように」学んでいくのは間違いじゃないはず。大好きな曲を弾けるようになってから、基本を学びなおすならそれも良いのでは。
でも大体、基礎をおろそかにするとカベにぶち当たっちゃうことが多くなりますしね。遠回りに見えても「基本から体系的に」が一番近道とも言えたりします。矢野顕子さんも「基本を軽く見てたけど、いまごろになってツケがきてる」というようなことを言ってました。結局「いつでも基本に立ち返る」ことができれば、きっと大丈夫だと思います。長くやってると実はそれが難しかったりするんですけどね。
ともあれ、実に強力なキャラの先代部長が登場した「ニチアサ」。そして今回はなかなか名言が多くてヒトコマ選びに苦労しました。いえね、最初は「悔いない、省みない、謝らない」のコマでいくつもりでしたが、ちょっと手強かった(笑)。正直「自分の中に存在しない言葉」だったので、自分語りで上滑りした文しか書けなかったんだよね。
そんな祝さん。性格的にはブッ飛んでるところもあるけど、根本的に「特撮に対して真摯な」人物ですよね。いいよねキライじゃないよ、てかスキだよこういうキャラ。
よく見ると、服の中にコスチューム着込んでない?特撮系のヒトって暑くても寒くてもそういうところにこだわるんでしょうか。なるほど普通じゃない。
この作品、マンガならではの突拍子もない演出はあるんですが「特撮を自分たちでつくりあげる」という軸については地道な積み上げ方をしてきてます。そこが門外漢の私にも魅力的なんですよね。さてさて、次号はどういう展開になりますやら、楽しみです。