ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

本当に人間って「著しく変化=成長することができる生き物」だと感じますね。

「カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~」by とみた黍 まんがホーム 2024年4月号p128 芳文社

 

変化を否定的に捉える人もいますけど、個人的には「変化していない=成長していない」ということだと思っています。中には「悪い方への変化」もあるでしょうが、それでも多くの場合はもとの場所に戻り、いつかはあるべき正しい方向へ進む気がします。それが「余計な回り道」だとしても、ただ「変化せずに留まり続ける」よりはきっと良いことです。絶対に良いことだと思います。

また「男子、三日会わざれば刮目して見よ」という言葉があるように、変化のスピード、すなわち成長のスピードもそれぞれです。ゆっくりのったりな人でも、何かのキッカケでとんでもない早さで成長することがありますから。

そして「変化することをネガティブに考えない」ことは大事です。突然ハナシがとびますが、山田玲司さんのインタビューマンガ「絶望に効くクスリ」の哀川翔さん回で、哀川さんは「さっきはこう言ってたけど、今はこう思うからって変えちゃってもいいんだよ」と言うんです。山田さんは「なかなか男の人はそれができないんですよねー」と応えると、すかさず哀川さん「なんで?」「やりゃいいでしょ」

そう、男は一度口にしたことは「変えないのが正しい」という思考回路…けっこうみんな持ってるんじゃないでしょうか。でも「一瞬で成長できる」人は、いまさっきの「成長する前の自分」を簡単に捨てられる…それが「成長すなわち変化にポジティブ」ということだと、ワタシは感じましたね。ええワタシなりの解釈です。

 

 

「絶薬」のハナシはまた次の機会にするとして、今回は「カワえません」。自分より年長猫の「吉さん」に、自分なりの気遣いをする野地くん。長く生きてるうちにいろいろな経験をして、若いころとは違った考え方をするようになった吉さん。ペットと飼い主の関係、そして獣医たちとのかかわりなど、4コマというある種低い密度の中に上手く折り込んでいますねぇ。

年老いた猫って、不思議な貫禄があります。なんというか「達観した老賢者」みたいな…いやまあ老猫にもいろんなタイプがいるとは思いますけども。犬はあまり「化け犬」って聞きませんが、猫はやっぱり化けますよ、化ける雰囲気が犬よりもありますよ絶対ね。

そうそう、今回このヒトコマをお借りしようと選んだ理由のひとつが「猫生観」にふられたルビです。「猫生観」に「にゃんせいかん」。いやー上手いなー。こう読ませるセンスってかなりスキです。

ただ…このコマは400dpiでスキャンしてから、コントラスト上げたりシャープネスを調整したりしたのを幅800ピクセルに縮小してるんでルビもクッキリしてますが、FUZとかの電子版だと、けっこう読みにくいんじゃないかな。たぶん良くて300dpi、下手するとそれ以下だと思われ。紙信者なのでFUZは読んでないんですが、ちょっとそのへんチェックしてみたいなという気持ちはあります。でもなーライトプランで月額780円かー、バカ高くはないけど紙のを毎号買ってるしなー(ぐるぐる