ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「思わず素が出ちゃったのがカワイイ」といえば「方言」もそうなんですよね。

「オネェの恋のはじめかた」by 真木たなひ まんがタイムオリジナル 2024年3月号p160 芳文社

 

その方言が「標準語と違い過ぎて何言ってるのか分かんない」というケースにリアルで遭遇したことはあまり無いんですが、ともあれいわゆる「ギャップ萌え」の範疇には入ると思います。

仕事やら大学やらで「北海道から九州沖縄まで」全国各地の出身の知り合いがいたんですけど、やはりワタシの場合は「大阪から遠いほど何言ってるのか分からないレベルが上がる」のは確かです。

いつだったか、寮の風呂場で九州北部出身の(苗字が「小倉」だった)ヤツと口論っぽくなったときに、今回のヒトコマじゃないですが「何言ってるのか分からないけど多分怒ってるのは分かった」という経験があります。そうそう、詳細は忘れましたが「共同浴場の入り方のマナー」みたいなコトがきっかけで、そのときに「マナーの地方性(違い)」も知ったんですよね。

もう亡くなった親友も九州出身、鹿児島のヤツだったんですが、たまに方言が出ても何となく分かったように思います。部分的に混ざるくらいだったからそれほど困らなかったのかも。文脈で理解できるってやつですね。

そういえば女子寮にも鹿児島出身のコがいたんですが、基本ほとんど標準語でしゃべってましたっけ。方言丸出しでしゃべってるところも見たかった気がします。

ちなみに八神ちゃんの「何しよっちょるの」は「何してるの(何してくれてんの)」のような意味だと思うのですが、これが大阪だと「何してんねん」「何しとんねん」に、四国の愛媛あたりだと「何しょんな」になるんです(たぶん)。徳島だと「何しよるん」になるかな。間違ってたらごめんなさい、そんなに外れてはいないと思いますけども。

 

 

方言バナシはこれくらいにして「オネ恋」。最終回。ヒトコマではお借りしませんでしたが、最後のコマでの九龍くんの「犬だって喰わねぇよ」が二人の将来を暗喩してるんでしょうね。うんうん、喧嘩をしても犬も喰わない関係を、仲良く末永くお願いしたいものです。

タイトルコマのくるみんのオメメがやさしさに満ち溢れているように見えますねぇ。手のつなぎ方といい、最初の頃より距離が自然に近づいた感があります。

それにしても…芳文社さんの経営方針もあるんでしょうけど、単行本化してもっと知られてほしい気持ちは強いです。タイオリ本誌の掲載だけでは、接点が少なくて見逃してる「こういう作品がスキ」な人に届かないかもですし。

ともあれ、作者さんには感謝と慰労の気持ちをおくりつつ、きっと大勢いるであろうファンの方々と共に「次にお目にかかる機会」をお待ちしております。

 

…忘れてた!この作品、いいコマはいっぱいあったんですが、なぜかわかんないけどずーっと刺さってたコマを最後に貼っておきます。

恋バナに喰いつく八神ちゃん、これがイイのよホント(笑)。