「座敷童子あんこ」by エミリ まんがホーム 2024年4月号 p154 芳文社
ワタシの「向いてない宣告」は、新婚のころにカミさんから食らいました。映像制作の現場仕事をしていたんですが「向いてないと思う」と言われてしまい、ちょっと悩みました。振り返ってみると、たぶんいまの仕事の方が「向いてなかった」と思いますけどね。
「片付けが苦手」「没入しがち」など、多少発達障害的要素ももってるんですが、少なくともいわゆる「自己診断」の類では「該当しません」との結果が出ます。でも、いまの職場の「総務」的な仕事はあまり得意じゃないかも。やっぱり「残業が多くても休みが少なくても、クリエイター的な仕事がスキ」です。そっちの方が自分のイイ面を生かせる気がするんですよね。
もしかすると「家庭を顧みずに仕事に没頭しそう」なワタシの性格を見抜いて「向いてない(から転職しろ)」ということだったのかなぁ。まあいまの職場もン十年になってしまったので、いまさらどうこう言ってもしょうがないんですが…。
実際、仕事というのは「向き・不向き」もあるにしろ「そこで向上心をもってガンバること」が大事なのかもと思います。明らかに向いてないケースもあるんでしょうけど、ざっくり半分くらいは「ガンバってやっていれば不向きでも成果は上がる」んじゃないかなぁ。
一方で、過去に見た「明らかに向いてないだろ」という人を思い返すと、やはり「努力ではどうにもならないこと」ってのもありそうです。というか「努力で何とかしようというメンタルをもっていない人」がいるんですよね。そういう人はもう…仕方ないよね、別な仕事(≒努力を求められない仕事)を探した方が会社にも本人にも良いはずです、たぶん、きっと。
…もうちょっと深堀りして書きたい気持ちもあるけど、おそらくまとまらず消しちゃいそうなのでここらで「あんこ」。連載扱いじゃないけど、ほぼ毎回掲載されている「芳文社あるある」な作品です。あー、タイオリみたいなことにはなってほしくないなぁ。
今回は「めちゃめちゃネタが寄ってきてくれてるのに、センサーがボケボケで気付かないオカルト雑誌編集者」が登場。リアルでここまでのヒトに会ったことはないんですが、なんとなくリアルにいそうな…いやさすがにいないか。
あと、アドバイスに対して「キレる」ヒトってときどきいますよね。「そんなことはもうさんざんやり尽くしたわい!」って。でも「間違ったやり方では100万回やってもうまくいくことはない」わけで、そう考えると「素直に教えを乞う」ことの大切さを、わが身を振り返って考えてしまいます。
しかし「ろくろ首あんこ」をまるっきりスルーできる彼女の神経は、きっと何か別な仕事ならものすごい成果を出せる気がします…ああ、いえ「何の仕事」かは分かりませんけどもね(笑)