ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

コストが上がり続けている中でガンバっている方々を、ホントにこころから尊敬しています。

「夏っちゃんはととのわせたい」by らぱ☆ まんがタイムオリジナル 2024年3月号p95 芳文社

 

昔と違ってウチ風呂が当たり前の時代、お風呂屋さんはどこも大変なんでしょうね。実際私が学生時代に通ってた銭湯も、ずいぶん前に廃業してしまいましたから…。

いま住んでる地域には、もともと銭湯が無かったと聞いています。あまりにもド田舎で経営として成り立たなかったのかな。

ビジネスとして厳しくても、社会や人々の生活に貢献する業種ってあると思うんですが、実際「食えなきゃ続けられない」わけで、そこをどうするかが「まつりごと」を担う人々の腕の見せどころじゃないかなぁ。

補助金を出せばイイってもんじゃないんですよ。だいたい「補助金で動いてる組織」ってどことなく不信感があるというか…もちろん清く正しく取り組んでいらっしゃる方々も多いでしょうからやたらなことは言えませんけども。

言葉が適切じゃないかもですが「職人的なマインド」があるか否か…かな。「工=職人」に宿っている「心意気」みたいなものが「士・農・商」にはやや弱い気がします。いえ決して悪く言うつもりはありませんがね。

「商売上手」という言葉には、そのままのポジティブな意味のほかにどことなく「ずるい」というニュアンスを感じることがあるんですよ。「商人の町オオサカ」で生まれ育ってきた人間なんですが、やっぱり「あきんど」という呼称は「本人がプライドをもっている」としても、外野からは微妙に侮蔑的な感触が…ああ、あまりこの話は深入りしない方がいいのかも。

ともあれ、補助金だの何だのを目当てに公益ビジネスをするのって、いつの世も一定数存在しますが、個人的にはそういう団体はスキじゃないです。ホントに熱意をもって取り組んでいるかは、私は「よく見れば分かる」と思ってます。残念ながら「志を高くもっている団体」って少ないんですよね。

地域に愛されてきた銭湯とかを、時代遅れと切り捨てるんじゃなくて、良いところを伸ばし悪いところは見直して正していけば、きっとこれからも人々に支えられる存在であり続ける…そんな気がしています。

 

 

一応ネタ的にはサウナですが、やっぱり基本的に「お風呂屋さん」な「兎見湯」が舞台の「ととのわ」。最終回8連発も折り返しての5番手です。いや連発じゃないな、一斉射撃だね…これもやっぱり1回しかお借りしてませんでした>ヒトコマ

名作(迷作?)「趣味のラブホテル」で知った作者さんでしたが、いまではワタシ的には熱波師ネタのヒトになってます。絵柄が4コマにちょうどいい密度なんですよね。

MAXの「さうのあっ!」、フォワードの「異世界サウナへようこそ!」とともに、ここ最近の「芳文社サウナトライアングル」での一角を担っていた本作。まだまだ続いて欲しかった。でもまあ「ラブホ」→「サウナ」と来た作者さんが、次はどちら方面に行くのかは楽しみではありますので、次回作に期待しております。とまれありがとうございました&お疲れさまでした。