「おふらいん」by 空紅 まんがタイムきららキャラット 2022年2月号p171 芳文社
とはいえ、一方では確かに「自分にとっては宝物だけど…自己満足な面もあるよなぁ」とも思ったりして。自分の死後も未来永劫残っていてほしいとまでは思わないですからね。そう、どうせなら「あの世に携えていきたい」のが思い出です。
思い出って、可能なら全部自分の「脳内の引き出し」に保存管理できるのがベストです、きっと。
でも人間の記憶容量なんて知れているから、現実的には写真のアルバムや動画のビデオテープみたいなフィジカルな形で存在させて、ときおり見返したりして「脳内思い出引き出しに転写」するわけですよね。
それが進化して、空間的な制限が少なくなるとか複製が容易になるとかのメリットがある「デジタルデータ化」が、現代の「思い出の保存先」ということになると思います。
この進化した手法にはデメリットもあって、それは何かの拍子に「一瞬で昇華」してしまうというリスク。
私も致命的とまではいきませんが「思い出の保存先」を失った経験があります。なので結構「神経質なくらい慎重に」、具体的には「複数のHDD」に保存したり、一部はクラウドを利用したり…。
だけど、最近気づいたのは「フィジカルな保存をしてた頃より、脳内思い出引き出しへの転写をしなくなっている」ということ。これはあまりよろしくないことかな…と。
なので、思い出を「天国へも携えていく」ために、そろそろ脳への転写作業を始めた方がイイかなという感じがします。
そう考えると、そこにバグが生じる「認知症」って、正直コワイ病気なんですよねぇ。
さておき「おふらいん」。前回のゲスト作「見えぬ明日も一歩から」が個人的に好感触だったのですが、続きは…残念ながら無さそうです残念ですホント。
でもこの「ウイルス擬人化モノ」も悪くないです。というか、最初今月号を通して読んだときにはさほどでもなかったのですが、空紅さんの作品だと気づいて読んでみると、前作同様に「どことなく好い感触」がある作品ですね。
ときどきこの手の「擬人化モノ」って掲載されますが、キライじゃないですよ基本的には。その昔、ファミリーに掲載されていた「感染!ウイちゃん(かわのゆうすけ)」とか面白かったですしね。
この作品も読み切りになっちゃうのかなぁ。まあそれはしょうがないにしても、また新しい作品でゲスト登場をお待ちしております。…いえ「見えぬ~」の続きは読みたいです是非ぜひ~>芳文社サマ
あまり関係ありませんが、先月あたりからキャプションとかの表記を「Carat」から「キャラット」に変えてみました。Twitterの公式タグがどうやら「キャラット」みたいなんですよね。
あと他のはてなブログを読みに行ったときにつける「スター」なんですが、いままで「多いときには5~6個」という複数だったのを、原則「1個」にしています。なんとなく「ビジネスとか起業とか意識高い系とか」がよく「やたらたくさん5個も10個もスターをつけてる(&内容とか読まずに片っ端からつけてる)」感があるものですから。いえそういうやり方を全否定する気はないんですよ。でも個人的には違うかな…と思いましたので。