ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

大阪から関東に移住して驚いたことのひとつが「地震が多い」≒「みんな地震慣れしてる」ということでした。

「紡ぐ乙女と大正の月」by ちうね まんがタイムきららキャラット 2022年8月号p81 芳文社

 

阪神大震災のはるか前でしたので、地震は「ごくごくたまにあるけど、どこか遠くの話」という認識でした。そもそも昭和の終わりごろってあまり地震自体無かったかも。

んで、関東に住み始めて「え?こんな頻繁に揺れるのか」と思ったんですよ。もちろん規模は小さくて、避難云々ではない程度です。でも大阪に比べるととにかく頻度がケタ違いでした。…いえ、いまの大阪はもしかすると増えてるのかもしれませんけど。

揺れもさることながら、驚いたのは周りの関東の人たちがほぼ無反応ということ。「揺れていることに気付いていないの?」と思うくらい。「いま揺れたよね?」と聞くと「んー揺れたね」というくらい。

「慣れる」ことは生物学的にも悪いことではないんでしょうけど、自然現象へのセンサーが「鈍る」ということだと困る気がします。いちいち反応しなくてもいいんですが、スルーするのに慣れ過ぎない方がいいのかなと思ったり。

大きな地震がくる前の「兆候」のようなものも、できれば察知できればいいなぁ。実際のところ最新最先端の科学でも「地震予知は非常にムズカシイ」ということですので、一個人ごときになにができるかというところですが、正確さは多少不十分でも動物的感覚で「危機回避」ができるなら…と思います。

 

 

さておき「つむつき」。キャラット「次マン」ノミネートからの第3弾ですが、連載開始はこの作品が一番早かったんですね。単行本も他の作品が「今度(今回)第2巻」という中で、本作は来月には第3巻が出ます。

作品舞台は大正時代でいわゆる「タイムスリップ」モノなんですが、史実との絡め方は上手いです。大正ロマンがスキ&詳しい方でも楽しめているんじゃないでしょうか。それほど興味がなかった私でも、そこそこ面白く読めていますしね。

主人公と彼女を取り巻く女の子たちの物語なのは分かっているんですが、ワタシが面白いなと思っているのは「場違いな登場をして場違いな主張を振りかざす当時の軍人や華族男性」です。こうやって作品の中でみると「くだらない存在」だとわかるんですが、ふと「あー自分もこういうところあるなー」と気付かされたりしてね。

さてさて、じわじわと関東大震災へのカウントダウンが始まるのかなと思ってたら、いきなり(?)の唯月アタックですかーそうですかー。上手いよね引き方が。画風は「次マンノミネート」の中では一番きららっぽい感じがするのに、いろんな場面で見せてくる「緊張感」がハイレベルです。