「瀬戸際女優!白石さん」by 櫻井リヤ まんがタイム 2023年11月号p88 芳文社
実際のところ、全く同じ商品を買うなら「値段が安いか否か」を定規にして店を選ぶのがフツーかと思います。反対に、値段が同じなら「モノ(品質)が良いか否か」で選んじゃいますよね。当然と言えば当然です。
しかし「値段」も「品質」も比較基準にならない場合は「店との相性」がポイントになるんじゃないでしょうか。そして「店の雰囲気」とか「品揃え」もさることながら、やはり「店にいる人」にどういう感触を持つかで、店を選ぶことが多い気がします。
スナック等の水商売系もそうですが、個人的には「百貨店の選択」に「店員さんの感じの良さ」が大きく影響します。あ、いま住んでるところだとそもそも近場に百貨店自体が無いんですけどね(笑)。
ほんのちょっとした言葉遣いや、目線の動き方などが「どうもイヤな感じ」な人もごくたまにですがいるんですよね。ほんと過去に数人しかいませんでしたが。
一方でほとんどの店員さんは「だてに百貨店の店員はやってないな」という「品の良さ」「丁寧さ」を備えていて、それは「百貨店の財産」だと思います。新人さんで多少不慣れな面が見える場合でも「好感のもてる頑張り」がそこにあるので、イヤな感じは無いですね。
ただ、最近遠出したときに百貨店に入って感じたのは「なんか昔よりお客さんの雰囲気がよろしくなくなってきている」ということ。そんなことが気になるのはジジイになった証拠かもしれませんが、店の雰囲気にそぐわない「粗暴な」ふるまいをする人が目につきました。ええワタシの目にはね。
なんというか…日本人は「行儀よくする」ことを忘れかかっているんじゃないかなぁ。別にかしこまった態度で買い物をする必要は無いんですが、手に取った品物を戻すときに「放り投げる」人や、店員さんに高圧的な物言いをしている人を何人も見かけました。
「品のいいふるまい」を「ダサい」と感じる人たちが…もしかしたら増えつつあるのかもしれません。ワタシも別に育ちのいい人間ではありませんが、そういう面で「品のない人間」にはなりたくないとは思っています。まあ思っていても出来ているとは限りませんけどね。
…「ヒトコマを選んだときに書こうと思っていたこと」を忘れて「脱線気味」な今日この頃ですが、今回は「白石さん」からお借りしました。
元ヤンの女優が主人公のオハナシですが、ここのところ「微妙なダブル三角関係」っぽい展開になってます。
今回は実家のスナック…母親のお店を何とかしたい白石さん。いろいろ考えてますが、芸能に限らず「片手間ではできない」のはほとんどの仕事に言えるんじゃないでしょうか。
もちろん「両方全力で」というならアリですし、相互作用でそれぞれの仕事にプラスになることもあろうかとは思います。やってみないと分からないところってあるからね、どんな仕事でもね。
さておき、連載開始が2017年の本作ですが、なぜか単行本が1巻で止まってる「タイム系あるある」のひとつです。連載が続いているので作品の面白さは評価されていると思うのですが…相変わらずナゾですねぇ(眉間にシワ)。
紙の単行本がいろいろキビシイとしても、いまなら「電子のみ」もアリじゃないのかな。ホントよく分かんないです。ちょっとご検討いただきたいものです>芳文社さん