「バターしょうゆごはん」by なぐも 俺流！絶品めし vol.38 p67 ぶんか社
正直、集中力が続かないタイプの人間ですので、そのたびに「集中しなきゃ集中しなきゃ…(ｸﾞﾙｸﾞﾙ」と何とかして集中力を維持しようと努力するのですが、たいてい努力も空しく集中の継続は叶いません。
タイマーを使った「ポモドーロ・テクニック」もやってみたのですが、やはり長続きはせず…。一時コンビニに「集中リゲイン」というドリンクが売っていたので、せっせと飲んでみたのですが、効いているという実感はあまりなかったですね。
「集中リゲイン」の有効成分である「テアニン」のサプリも試しました。海外製品でテアニンたっぷりだったので「これなら効くかも…」と期待を込めて服みつづけましたが、これまた効果を実感できるまでには至りませんでした。
最近はもうあきらめ気味だったのですが、それでも「何か救いの手が」といろいろ探したりもしています。ええしていました。
そこへこの「集中力売り切れでーす！」のセリフが飛び込んできて、大げさに言えば「悟りを開いた」んですよいやホントに。まさに「天啓」。そうか！集中力は「売り切れ」るものなんだ！…と思ったら、一気に「無理して集中すること」から解放された気分になりましたよいやホントに。
なんとなく「絞ればしぼるほど集中力が出てくる→だからがんばって集中しなきゃ」と思ってたんですね。集中できないのは自分の努力が足りないからだと。
でも「在庫に限りがあるなら、売れば売るほど集中力が減っていき、やがて売り切れてしまうし、次の集中力の仕入れがくるまでは『無いものは無い！』わけでどうしようもない」んですねきっと。そうかそうだそういうことにしておこう！（笑）
こういうのが「心が軽くなるコトバ」というのかもしれませんね。ついつい悩んでみずから袋小路に突っ込みがちな自分にとっては、ある意味救いの言葉です。
もちろん仕切り直して「集中力を仕入れる」ことは大事です。でもまあ問屋さんなんかはイマドキのコンビニなんかと違って２４時間営業じゃありませんので、仕入れは「寝て起きて飯食ってから行く」のが正解なんでしょう。そうすれば必要な集中力が正当な下代で仕入れられますからね（言い訳）。
ともあれ、最近の「俺絶！」では看板作家と言っても過言ではないなぐもさんです。前回ヒトコマお借りしたときにも書きましたが、ご結婚されてからは奥様の影響で新たなメニューとの出会いが増えているようにも見えます。ええTwitter（X）など見てますとなかなか面白い。
でもやはり「一人飯での開拓」も相変わらずのようで、そういうところが今回の「金のない、でも腹は人一倍減る学生なんかが喜びそうな」メニューにつながっているのかも。
いわゆるオネショタ的な「年上女子と年下男子」なんですが、画風やキャラのセリフ回しなどに、作者さんのカラーがしっかり感じられるのが個人的にスキです。
最初は連載というだけで十分ウレシかったのですが、こうして連載が続くと「隔月」にちょっぴり不満というかもの足りなさも感じてきたり。「ごはん日和」にも登場していただくか…いやいや、それより「俺絶！」を月刊にしてみてはいかがでしょう？＞ぶんか社さん
