「ハムロール」by 後藤羽矢子 ごはん日和vol.34 パンに恋して p154 ぶんか社
もちろん個人差はあるでしょうけど、オトコの場合だと「何とかして楽にできないか」とか「単純作業の苦痛から逃れられないか」などなど、余計なことを考えてしまうんじゃないかな。
それが「効率化」「合理化」「機械化」ひいてはオートメーションのシステムへと進んでいくのだとすれば、悪いことではないんでしょうけど。
でも、こういう「女性ならでは」な部分って、いいことだと思います。まあそういうメンタル回路に進化せざるを得なかったのかもしれません。
さておきパヤ子さんのごはんまんが(パンだけど)。男女差を否定することなく、性別の違いから役割の担い方を、あくまでさりげなく作品の中にこね入れてるところがとても秀逸。ベテランっぽい。
最後の「じゃそろそろ結婚する?」が、なんともリアルに感じるのは、私自身大げさなプロポーズをしなかったせいかも。結婚は「愛情のゴールイン」じゃなくて「生活のスタート」だと思ってます。いままでのところそれで正解です。少なくとも私の場合は。
基本「竹」「双葉」「ぶんか」が主フィールドで、私のよく読む「芳文」での掲載が少ないのは残念なんですが、とりあえずコンスタントに作品を出し続けてくれるのはありがたくうれしいことです。地味に応援してます。