ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

いわゆる田舎暮らしを始めてちょっと驚いたのが「みんなが下の名前で呼び合う」ことでしたね。

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「もんもん」by 熊野みみ まんがホーム 2022年2月号p162 芳文社

 

私が生まれ育った環境では、佐藤とか田中とか、よくある苗字だとしても「クラスで同じ苗字が三人以上」ということはほぼあり得ませんでしたから。

なので、呼び合うときにはあだ名でないかぎりは苗字が普通でした。というか「下の名前で呼ぶ」ってほとんどなかったような気がします。私自身、親以外から下の名前で呼ばれた覚えがありませんからねぇ。

一方、田舎で結婚して子どもができると、子ども同士は下の名前で呼び合うので、苗字を知らない友だちもいました。あと私自身は子どもの頃には「○○(←苗字)くんのお父さん」などと呼んでいたのですが、自分は「○○(←息子の下の名前)くんのお父さん」と呼ばれるので、ホンのちょっとですが違和感もありました。

とかなんとか言いながらも、田舎暮らしもン十年になると「下の名前で呼び合っている」ことにはかなり慣れましたけど…それでもどういうわけか、みんな「私に対しては「私の下の名前で呼ぶ」ということが無い」のです。

これはつまり「どこまでいってもヨソ者」ってことなのかなぁと思ったりもします。子どもの頃から下の名前で呼び合ってきた人間同士だけが、そういう呼び方をすることができるのかなと思ったりね。

私は自ら進んで田舎に来て、そこで結婚して居着いたからまだいいのですが、望んだわけでもないのに都会から田舎にお嫁に来た女の人などは、この「妙な疎外感」や「言いようのない孤立感」はツライかもしれませんね。正直、気の毒だと思います。

せめてダンナがヨメ様をまもってくれるといいんですが、オノレのフィールド(←田舎)にいると「ヨメより田舎の人間関係」とか重視しがちな気もしますから…ああ、なんかヘンな方向にハナシが転がりそうだぞ(汗笑

 

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ともあれ「もんもん」。新年最初から掲載されていることは実に喜ばしいことです。

本編も相変わらず面白いのですが、今回の柱ネタの「好きな鍋料理」で「水炊き」それも「味付けは塩のみ」というところで作者さんに親近感を感じます。おいしいよね「水炊き」。私のウチでは鍋といえば9割水炊きでしたから。

さておき、今年こそ毎号掲載されてほしいものです。大抵途中で何号か休載(ゲスト扱いだから正確にはそう呼ばないのでしょうが)しちゃうんですよね。いやいっそ連載化を祈願すべきかな>芳文大神様(>人<)オネガイ