ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

満たされているわけではない…でも不幸じゃない。ワタシも最近この境地になりつつあります。

「もくもく もくのキャン」by 市川ヒロシ まんがタウン 2023年5月号p180 双葉社

 

…負け惜しみとかじゃないんです。ホントです。

もちろん「不満」だってありますし、いまの境遇にいたるまでのオノレの行動を「後悔」するときもあります。若いころの努力が実を結ばなかったことに、多少なりとも「運の悪さ」と感じることも…ちょっぴり無いとはいえません。

ただ、現時点での自分を「不幸」だとは、それこそ「ちっとも思ってない」のはホントです。

自分を不幸だと思わない理由…今回のヒトコマの店長さんもそうだと思うのですが、おそらく「自分の人生の責任を、自分で取り続けてきた」からじゃないでしょうか。少なくとも私は「人生の責任を他者に転嫁する」ことはしてこなかったと思います。たぶん。

人生のルート選びにあたっては、さまざまな外的要因が作用します。思うがままにルートを選ぶことはほとんどできない。人間関係のシガラミや経済的な事情、自分の実力といったものが「選択肢を狭める」ものですから。

そこでいろいろを天秤に掛けたりしながら、また選択の余地が無いがゆえに、心底自分の望むものじゃないルートを選ぶことになっても、最終的に「自分が選んだ」と得心して「自分が責任を取る」姿勢があれば、人生の後半がどこに流れ着いても「不幸」だとは思わないはず。少なくとも私は思っていません。…別にすごく幸福だとまでは言いませんけどね。でも「十分幸福な方だよ」とは言えます。

 

 

最近文章が長くなりガチなのでここらで「もくキャン」。いままで描かれなかった店長や森山さんのあれこれが出てきます。まさかスーパーの全メンツが同じキャンプ場でニアミスとは…また実に事前にすれ違うのが面白いところですね。

地味目な店長がまさかキャンプ動画の配信者だとは。でもやっぱり登録者数は地味目です。まあそれはそれで良いんじゃないでしょうか。動画配信で有名になりたい気持ちも無いでしょうしね。

そして娘さんと一緒にキャンプ場入りした森山さん。こちらはそこまでしか描かれてませんが、きっと楽しい時間が過ごせたんだろうな。最後のページのみんなの表情が、それぞれの充実したキャンプでリフレッシュできたことを物語っていますからね。

ともあれ、6月には単行本も出ますね。木野さんや原田さんの彼氏バナシなど、少し重た目のエピソードもはさみながら、でも大筋は「おだやかな時間を楽しむキャンプ」が描かれる良作。これからも重かったり軽かったりしなから続いてほしいものです。