ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

誰でも「自分勝手に生きたい」と思うのは仕方ないことなんですよね。

「メールブルーの旅人」by こだまり まんがタイムきららキャラット 2022年10月号p102 芳文社

 

「独身貴族」という言葉どおり、やはり「自分で稼いで自分で使う」のは良いものだと思います。できれば税金とかも無ければもっといいのに…。

いやいや、労働すら無くて思いわずらうようなことも無く「勝手気ままに」生きていけるなら、ほとんどの人がそうするでしょう。私だってそうすると思います。

でも、自分が育てられたように、自分の子どもを育てるという「苦労と喜びのリレー」は、絶やすことなく継いでいくべきかな。継いでいくべきです。

いやもちろん「そういう一般的な人生を送るより、並外れた生きかたをして人類に貢献できる人」を否定するわけじゃないです。世間一般の常識から外れた人が、ときに人類の未来を変えることだってあるでしょう。

だけど、そういう「夢中になって生きる」という人以外の…いわゆる「パンピー」としての人生を歩むのなら、できれば「自分のしてもらったこと=生んで育ててもらったこと」を、次の世代にしてあげるのが正しいような気がします。これは気がする…程度にしておきますけど。

産めよ増やせよを全肯定するのではないけど、それでも「一人で生きていける」という考えには「未来に対して無責任な感触」があると思うのです。

 

 

ともあれ「メル旅」。前回お借りしたときはどっかのパークを旅する人っぽいキャラが出てましたが、今度はどっかの海にいそうなキャラです。たぶん意図的なものだと思うのですが、そうでなかったら作者さん大変失礼なことですので、一応謝っておきます。ごめんなさい。

わーい演劇だー…と喜んだのですが、ややあっさりとお話としては終わってしまいましたね。この作品は、描かれているシーン(クマちゃんやハカセの登場するシーン)が大事なのではなくて(いやそれも大事ですが)2人が去った後の「その世界のその後」が本当の主題な気がします。あえて描かれないその先がね。

そして演劇に「命の煌めき」を見出だすクマちゃんが実に尊い回です。結構なおてまえでした。次回も楽しみです。