「可愛い上司を困らせたい」by タチバナロク まんがタイムオリジナル 2022年9月号p19 芳文社
例えるなら、独身の頃は「生きていくための戦いに両腕を使えた」として、結婚して家庭を持つと「片腕を家族を維持するのに使いながら、もう片方の腕だけで戦う」とでも言いましょうか。
恋愛のときは「戦いじゃないときに両腕を彼女に差し出していた」わけで、それから比べると女性の側が「結婚してから優しくなくなった」と不満を持つのは、ある意味当然なんでしょうね。
でも男の側に言わせれば「いままで使っていた腕の片方で君をまもってあげているのに、どうしてそんなに不満なんだい?」という…ああ、人によりますので念のため。
また変な例えを出しますが、結婚生活は「オートバイに2人乗りしている」ようなものだとも思います。奥さんが後でしっかりしがみついてくれて、でもカーブとかで変な重心移動とかしないでくれて、旦那がこけると一蓮托生だからそこらへん十分わきまえてくれて…かなり贅沢で我儘なことを求めているようですが、実際そういうものだと思っています。
不満を圧し殺して亭主に仕えろというわけでもないのですが、でもやっぱり「あたしは不満だ!」と騒がれるのはやりきれない。
うまくいっている夫婦って、本当のところどうやってるんでしょうかね。
もっと書きたいこともあるけど、まとまらないので「上困」。
いとこのひとみちゃんが来て、いろいろひっかき回してくれてますが、こういう「自分の両親のこと」をちょっとだけど話してくれるって、かなり気持ちの上では青木くんを認めたということなんでしょうね。
気になるのはひとみちゃんが父親のことをどれくらい覚えているかです。父親像を母から一方的に注入されたりしてると、いろいろ歪みができてる可能性があります。
そこそこの年齢なので、母の言葉も適切に吟味してくれているといいなぁ。ともあれ、すこし味方っぽい雰囲気も出してきたので、今後の展開が楽しみです。