「それでは、ステキなセッションを。」by 福きつね まんがタイムきらら 2022年3月号p60 芳文社
自慢じゃないですが、幼稚園からピアノを習っていて、小学校でギター、中学でドラム&シンセサイザー、高校で金管楽器(主に低音)、大学でベース&各種管楽器等々…と、一通りの楽器をそれなりの(自分では内心それなり以上だと思ってたりしますが)レベルでこなせるようになってましたし、バックコーラスはやってきてましたので、正直「ボーカルくらいヨユーっしょ」と思ってたんですよねー。
もっと正直に言えば「ボーカルは楽器の出来ないヤツがやるパートっしょwww」くらいにナメてました。いえホントいま思えばふざけたヤローでしたハイ(反省)。
…ところが、いざ自分が「メインボーカルとしてフロントに立って」歌ってみると、もー我ながらあきれるくらいダメダメだったんですよこれがまた。
声質自体はみんなに「いい声してるね」と言われてましたし、声量も音程も自信はあったし、人並みには歌えてアタリマエだと信じて疑ってなかったのです。そう、バンドのメンバーですらね。
そんな「超ダメダメボーカル」を晒してしまい、一時は「あーもーいい!オレは歌わん!」とボーカルを降りようとも思ったのですが、どうしても後輩の「ぷゲラ」が引っかかって…このままじゃイカンぞリベンジするぞってんで、ガンバって練習しましたともさ。
まあガンバった割にはそれほど進歩はしなくて、本番のデキは…んー「55点」くらいですかねー。バンドのメンバーも観客も「ウマイともヘタとも言わなかった」ので、もしかすると40点くらいだったのかもなぁ…。
ともあれ、楽器奏者は「ボーカルの目線」になるために「マイクの前に立つ」ことはできるので、ある意味まだ「学びのチャンス」があるんですよ。それは良いことだと思います。フロントマンの経験があるのと無いのとでは、ステージの上での「肚の据わり方」が全然違ってきますからね。(逆にボーカリストで楽器が出来ない人は「奏者の目線」にはなかなかなれないんだよねぇ…)
さておき「それステ」。あいかわらずイイ線で攻めてくる作品だと思います。個人的には星田さんのベースがミュージックマンの「スティングレイ」ってとこがナイスです。なんとなく5弦が印象に残るモデルですが、あえて4弦なのもよろしいですなぁ。
徳庵さんは特徴的で「レフティのシンライン」。ストラトとかに比べると、テレキャスのレフティはリアルじゃあまり見かけない感じがします。ましてシンラインですもんね。作者さんは何を狙ってこのモデルを持たせたのか、ちょっと気になるところです。