「けいおん!Shuffle」by かきふらい まんがタイムきらら 2023年3月号p18 芳文社
過去何度か試奏してから買ったことはあるんですが、それは「よほど弾いた感触や音が悪かったりしたら購入を見合わせるかも」という程度の、要は確認作業であって、あれこれ弾かせてもらって「あ、これいいな。これください!」という経験はないですね。…あードラムスティックは徹底的に試奏して選んだことがありますけど。
まず初見の店でいきなり試奏させてもらうのはないかなー。ある程度店員さんとかと顔なじみになってからじゃないと(コミュ障かな)。あと間違っても楽器にキズとかつけないように「金具とかが付いてない服」をわざわざ着ていきます。スウェットとか。ジーンズをはいているときはリベットやベルトのバックルが気になっちゃうんでダメですね。バスタオルみたいなのを用意してくれる店もあるんですけどね。
「ピック弾きはご遠慮ください」って店もありますよね。そんなに傷つくかな?私の弾き方だとほとんど弦にしか当たらないんですが。まあお店の側のそういうのはちゃんと守ります。当然のことですが。
なにより苦手なのは「ちょっと試奏したぐらいじゃわからない」ということ。そして結果的に「かえって迷ってしまう」ということです。楽器って「弾いてる自分の方からその楽器に合わせる」こともできますから、第一印象だけじゃ見誤りやすい気もします。買って半年ぐらいはしっくりこなかったのに、結局一番長く弾くメイン機になった経験もあるしね。まあ結局ずっとダメだったこともあるけどね。
あとやっぱり極めつけは「店員さんに値踏みされてる」気がすること。コイツどれくらい弾けるのかなと観察されてるような…いやいや自意識過剰なんですよねわかってますけど(笑)。
ともあれ「けいフル」。楓さん回です。今回のように「音楽とは」などと哲学的思考にハマりやすいのって、創作上のキャラ的にはベーシストなんでしょうね。いえリアルではもう少し即物的なタイプが多い気がしますけども。でもまあドラマーは哲学的ではありえない(失礼)し、ギターは…人によるかな。んー思考実験的な面はキーボード弾きに多いんじゃないでしょうかたぶん。
でも「一人で悩んで一人(+澪さん)で解決してしまう」のは、確かにベースっぽい。こういうキャラ創生のハマり方が、作者さんのよいところだと思います。案外プロデューサー気質なのかもしれませんね>かきふらいさん。