ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

人間社会も超個体的な側面があるのかもしれません。たぶんあります。

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ゆゆ式」by 三上小又 まんがタイムきらら 2021年12月号p26 芳文社

 

別にそれを肯定するつもりはありませんが、確かに「枝葉末節にこだわりすぎて幹がダメになる」ようでは、人間という動物がここまで地球上にはびこることはなかったでしょうからね。

何かしらの「コンフリクト(衝突)」が発生したとき、それが「負けると終わり」なら、たとえ己のパーツの一部を犠牲にしたとしても「勝つために全力を尽くす」でしょう?そうやって勝者になって生き残ってきた者がいまの人類だとすれば、パーツを大事にしすぎることに違和感をもつのは当然だと思うのです。

だからと言っていわゆる「全体主義」というヤツは「幹への忠誠を表面的なもの」にしてしまうリスクが高いと感じます。よくいまの中華人民共和国の国民が、あの政府に盲従しているように見えても、実は「面従腹背」だと言われたりしますよね。それが真実かは確認しようもないのですが、私は大いにあり得ることだと思うのです。

もちろん反対の「個人主義」にも多くの問題はあります。枝葉末節にエネルギーを持っていかれてはどうにもなりませんから。それでも「帰属する組織が自分たち個人を保護してくれる」と思えば、個人の判断で幹への貢献をするんじゃないでしょうかね。

 

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何か自分でもよくわからない話に転がっていきそうですがさておき「ゆゆ式」。キャラ的にはおおむね唯推しなんですが、この作品ほど「どのキャラクターもまんべんなくスキ」なのは珍しいかな。それだけ「キャラ設定」がストーリーの展開に上手く絡んでいるということかもしれません。

今回は「10円大事」との主張をする縁さんが大変よろしい。お金持ちの家の子って、意外と金銭感覚が「大きく道を踏み外さないように」育てられてる感じがします。いえそれほど金持ち宅の友人は多くありませんけど。

昔のアニメ「イタダキマン」のEDで「どびびぃーんセレナーデ」という曲があるんですが、その歌詞に「金のあるやつぁ夢がない」というフレーズがあって、案外そういう面は当たっている気はします。別に良いとか悪いとかではなくてね。

気付くと来週(今週?)には12巻発売。サザエさん時空のまま果てしなく続いてほしいものです。