ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

間違いではない。でも正しいとも言い切れない。そう思います。

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「通勤通学クエスト」by 金田ライ まんがタイムオリジナル 2021年6月号p142 芳文社

 

「抱かれる子どもはよい子に育つ」という本がありまして…。

ちょうど上の子が生まれたころに読んで非常に感銘を受け、こういう育て方をしようと努めてきたつもりではありますが、いまになって思うのが表題のとおりなんですよねぇ。

「間違いなのか?」と問われると「間違いだとは言わないが…」という感じでしょうか。母子のスキンシップがどこまで大切か、軽んじるつもりはありませんが、今になってみれば「カンどころはそこじゃなかったのかも…」と思う父であります。

子育てに正解は無いというのは多分本当でしょうね。

ちょっと違うんですが、ムーミンに登場するスナフキンの言葉に「だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだよ。」というのがあります。ここでは「自由」という言葉になっていますが、これは「自分の人生に責任とリスクを負う」のことと不可分だと考えられます。

何かに影響を受けることは避けようがありませんが、あまりに影響が大きいとよろしくない。もし自分が何かに「熱狂している」のなら、理性を働かせて「冷静に、客観的に、バランスよく」しようと努めることが大切なんじゃないでしょうか。そこを自覚することは難しいのですが、それこそ「年の功」というのがモノを言う気がします。

あえてそのものの否定はしませんが、子どもが大きくなるにつれて「PHPの本」が胡散臭く感じたことは事実なのです。いえ悪書だとは言いませんし、内容が間違っているとも言いませんが、若い時期にあまり強い影響を受けるとよろしくないのではなかろうかと、我が身を振り返って思う次第であります。

 

そんな話はおいといて「通クエ」。タイム系にはこういう作品が生き続けていてほしいと思います。「大人だけ・子どもだけ」「男だけ・女だけ」ではない作品がタイム系には多いのですが、その中でも本作は毎回違ったコミュニティ・関係性を見せてくれるので、ときに考えさせられる内容だったりするのが魅力です。

ゲスト掲載では相当むかしから目にしていたのですが、最近はほぼシリーズゲスト化しててうれしいですね。今回も以前のハナシとの連続性があります。ちょっとまとめて読み返してみようかな。