ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

神楽は文字通り「神様が楽しむ」ための舞ですから、そこを大事にしないとね。

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「かぐらまいまい!」by あひる まんがタイムきららCarat 2021年6月号p106 芳文社

 

ゲスト掲載から2年半、いよいよ次号で最終回です。もっと続いても良い気もしますが、横道にそれたエピソードばかりになるのもどうかと思うので、この辺でシメに入るのもよろしいかもしれません。

なまじ神道とか神楽とかに直接関係していたり詳しかったりすると、こういう作品って描けない気がします。おそらく作者さんはそれほど詳しくないと思われ、でもそれだからこそ枝葉末節にこだわらずに「良い作品」になったのでしょうね。いえもしガチ勢でありながら「パンピー向けにゆるめにしておいたよw」というのなら、尊敬を通り越して畏敬の念を抱くところですが…。

キャラットでは「アニマエール!」などもそうですが、作者さんが未経験(あるいは門外漢)であっても、その「精神的な本質」を大事にして描かれた作品には、魅力的なものが多い気がします。いわゆる「こまけぇことはいーんだよ」というヤツです。全部がそうとは言いませんが(作者さんがその分野の経験者だから描けた作品もあるので)、特に「4コマとして組み上げる」には「削ったりデフォルメしたり」が必要になるもので、そこでバッサリができるかはポイントかもしれません。

とか言いつつ「あまりにリアリティが欠如した」作品は、それはそれで「醒めて」しまいますからムズカシイのですけどね。

いずれにせよ、この作品はおしまいになるんですが、こういう「絶妙なのほほん加減」の作品はありそうで少ないですから、またきらら系で再登場してもらえるといいなぁ。今回は古風な方面でしたから、次はグッとイマ風なジャンルの作品を見せてほしいと思います。期待してます。