ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「帰納法」とか「演繹法」ってヤツなんでしょうけど、非常に興味深いです。

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「茨城ごじゃっぺカルテット」by 豚もう 裏少年サンデーコミックス 第2巻p122 小学館

 

前方後円墳はどうして生まれたのか」というテーマに対して、両者のアプローチの違いを説明した例を読んだことがあります。

片や「現地を徹底的に発掘調査して、可能な限り多くの情報を積み上げて、そこから結論を導き出す方法」、片や「仮説を立てて、その仮説が正しいという証拠を探す方法」だったと思います。あれ、違ったかな?

読んだのが小学生当時だった上、いま調べてみるとどちらがどちらか分からなくなっているんですが、覚えているのは「方墳の部族と円墳の部族が婚姻関係を結んだ結果、両者の埋葬儀礼が混交して出来た」という仮説でした。(仮説であり正解ではない

ずいぶん大胆な仮説だなぁと思ったんですが、アプローチの仕方としてはとても面白いとも感じました。ある仮説を立ててその証拠を見つけられなければ次の仮説を考える。それを繰り返して真実にたどりつくというのは、個人的には「楽しく研究できそう」な気がします。仮説を考える段階とか特にね。

もちろん、真実が見えてくるまで情報を積み上げていく方法もイイとは思います。いえたぶんその方が正しいのかもしれません。でも「調査」とか「情報収集」の過程が先にくると、その「集めること」自体が目的になってしまいそうです。「結論を出すにはまだ早い。もっと情報を集めなくては」って感じですね。

私個人は、たぶん「情報収集」タイプなのかな。こればかりは自分で自分を分類できない気がします。まあ「どちらかといえば」というくらいでしょうか。

いま「どちらが帰納法でどちらが演繹法か」を調べていたんですが…あ、もしやこれ全然違う話だったりするんでしょうか?(汗笑

 

ともあれ「ごじゃカル」の2巻。前回「konozama」をくらったので別ルートでゲトりましたともさ。ええ懲りましたからね。

連載中に「このコマでいこうかな」といくつか候補を考えていたのですが、不思議なもので「紙」で読んだ結果が、候補と全然違う今回の「ヒトコマ」。会長のキャラはこの作品の展開にとても重要な作用点を置いてくれる気がします。卒業しちゃってもどこかで絡んできてくれるかな。

茨城のご当地紹介モノとしてもイイ作品なんですが、キャラの人間関係とか成長とかが描かれているからこそ、私のような「地元以外の読者の共感」が得られているんでしょう。連載サイトのコメント欄とか見てると特にそう感じます。

4コマ脳なので「1巻1年」という感覚があるんですが、年に2冊出ると「まとめて読んだときの良さ」がまた違ってイイですね。この調子で茨城県内を席捲してもらいたいものです。応援してます。

それにしても「スマホ画面」と「紙」ではいろいろ違って感じるんですが、自分でも「紙にこだわりがちな古い感覚」があることを自覚させられています。世界を広げるならヘンにこだわらない方がいいのかなとも思うんですけどもね…。