「さかさまロリポップ」by 春日沙生 まんがタイムきらら 2021年1月号p104 芳文社
このコマ、普通の縦横比のコマ枠だときっと雰囲気が変わってくる気がします。
吹き出しの位置や大きさ、真ん中の下半分への2人の配置と大きさ、左右と上部にある空間と背景、それぞれが2人の「ぴとっ」を生かしてますよね。
こういう「フレーミング」って、やはり作者さんのセンスだと思います。時代によって変化するのを上手に吸収→反映させられるかは重要なポイントです。
映像の世界でも、かつては「4:3」の比率が当たり前でしたが、地上デジタルが導入された頃には「16:9」にとって代わられました。ええ、私が現役のころは「4:3」でしたともさ(笑)。
ギリギリ最後の方で「16:9」に引っかかったのですが、正直「パラダイムシフト」という感じで、馴染めずじまいでした。いまは一視聴者なので気軽に接して(馴染んだ気になって)ます。
4コマ作家さんは、どちらの縦横比であるにせよ「基本的に枠に縛られた」状況を上手く生かして創作できる方々ばかり。尊敬します。
そしてついに最終回のおねロリ…「さかさまロリポップ」ですね。ねぇー最後くらいカラーで見せてほしいよぉー芳文社さぁーん。
連載初回も扉絵をピックしましたけど、最終回最後のコマもステキです。…でもやっぱりカラーがよかったのになー。なー芳文社さぁーん。
一目でこの作者さんの画だとわかるところは、とても強みだと思います。スタイルってヤツですかね。
救いなのは、柱に「次回作にご期待」の文があること。期待して待ってますからねぇー芳文社さぁーん。