ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

何の気なしにとった行動が「思わぬトラブル」になること、ありますよね。

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「ゆめぐりっ!」by いしいゆか まんがタイムきららフォワード 2021年9月号p329 芳文社

 

私が経験したのは、ドイツの空港(フランクフルトだったかな)で、下りのエスカレータに乗ったところでビデオカメラを出して撮影をはじめたら、ガードマンがすっ飛んできて「撮るな!すぐやめろ!」…と。かなり強い勢いで制止されたことがあります。いま思えば確かにマズかったかも。

海外では観光地でも「写真を撮るとき」に注意が必要です。ええ聞いてはいたんですけどね。

写真に写り込んでしまうことが好ましくない人物というのが存在するそうです。んー、いわゆる公安とか、逆側の反社とかかな…他にもあるでしょうけど。

なので、観光地で写真を撮るときは、少々大げさなくらい「写真撮りまーす!集まってー!並んでー!こっち向いてー!はいチーズ!」ってやった方がいいらしい。そうすれば、その手の方々はスッとそこから離れるんだとか。

反対に「騒がずさりげなく」とやると、写り込んでしまった人物の関係者からマークされて、カメラを盗まれたりするとか。…ええ「伝聞」ですのでホントかどうかは保証しませんけどね。

あと、国内でも「キャバクラ」とか「フィリピンパブ」とかでカメラを取り出すとオンナノコやオニーチャンにやんわり制止されたりします。実際、スマホを手に取ると「見せて見せて~」とか言いながらさり気に取り上げたりね。んで多分「マズいところのカバーが済んだら」返してくるんですよ。これは「ああ、おそらくそうだろうな」という経験があります。

なのであまり頑なな態度を取ったりしない方がよろしいかも。いえまぁたまに「客の電話番号」を(「お店来てよ~」コールのために)チェックするだけのこともあるんでしょうけどね。

 

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さておき「ゆめぐりっ!」。特段しっかりマークしてはいないのですが、安定している良作だと思います。少女漫画方面からのベテランさんらしいですね。

個人的には「(タイトルとか)博さんの『ゆめくり』に似てるなぁ」とは感じましたが、内容はかなり違っててこれはこれでよろしいかと。

もうすぐ2巻もでるようですし、まだまだこれから展開していくお話もありそうですので、じんわりと注目していこうと思います。関西弁キャラも登場したしね。

一次情報として得たのでない「伝聞」には、注意が必要だと思います。

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「追風のジン」by 牛木義隆 まんがタイムきららフォワード 2021年9月号p14 芳文社

 

宇佐八幡の御神託を連想してしまいました。あの「道鏡天皇に」というニセ神託ね。

もっともマスコミもそういうのに類するわけで、何にせよ「妄信は禁物」です。とはいえ一次情報に接するのも容易じゃないのは確かですから、情報の「入手先」「入手方法」を吟味するのは大事ですね。

あと、ちょっとした「言い回し」で「情報受け取り側の錯誤を誘導」することもままあるわけで、見出しだけでの早飲み込みも危険だなぁ。一次情報(本文全文とか)にあたることは確かに大変なんですけれどね。

 

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さておき、待望の新作。第1話からぐっと引き込まれるお話です。やっぱり上手いなぁ。個人的には「夢喰いメリー」より面白そうな感触です。

この作者さんの作品は(と言っても「夢喰いメリー」しか読んでませんが)「紙で」「できるだけ大きく(=本誌=B5)」ないと面白さが半減する気がします。勝手な推測ですが「B5の本誌を手に取って読む」のが一番楽しめるように考えて描かれてる…そう感じますね。いえ何というか「電子」とか「B6単行本」で読むとなんかつまんないというか…(失礼)。

ともあれ、走り出した物語を楽しみながら追いかけようと思います。まあヒトコマ借りるにはムズカシそうな作品ですけどね。

ムスメに寝言を聞かれるのってメチャ恥ずいよなぁ…。

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こみっくがーるず」by はんざわかおり まんがタイムきららMAX 2021年9月号p32 芳文社

 

小さい頃は一緒に寝てたから聞かれてたのかなぁ。まあそこそこモノゴコロがついたころは別に寝てたからたぶん大丈夫だと思いたいけど…。かおす先生とお父さんはどういう位置関係で寝てるんでしょうかね。

学生時代に寮(みたいなところ)で生活していたとき、同室のヤツに「変な寝言」を聞かれてしまったことがあります。てか、そのとき見ていた夢とかと何の関係もない寝言だったので、最初は「ウソだぁ~」と信じられなかったのですよ。

その寝言が「なんかネコにでも憑かれたのか、ニャーニャー言いながら」「腰をカクカク動かしてた」…ってオイなんだそりゃなんだそのハズカシイ寝言&アクションは!!!!(恥

同室の友人はマジで「動物霊でも取り憑いたのかとビビった」と言ってました。いやそれワシが一番ビビるがなホンマ(滝汗

憶えてはいないのですが、目が覚めていきなり「何の夢見てた?」と訊かれて、何か答えたはずですが「ネコニャンカクカク」とは何の関係も無い夢だったのは確かです。

そして寝ていたときの話を聞かされて「………、は?(白目)」となったのでした。未だに謎です。まだその手の夢でも見てれば恥ずかしいながらも納得できるのですけどね。

 

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ともあれ「こみが」。部活の合宿とか寮生活とかじゃない「クラスメートとの夜更かし」って、たぶん修学旅行しかないんじゃないでしょうか。あ、文化祭とかの準備で学校に泊まり込みとかってのもあるのかな。私は経験が無いのですが。

るきに助け舟を出そうとがんばるかおす先生と、自分が小夢の話を聞きたいつーちゃん。それぞれに修学旅行の夜を楽しんでますが、やはり虹野先生が「最高の夜を満喫」したというところでしょうか。

ハメを外す学生たちを制御するのって大変でしょうねぇ。シャレにならない事件・事故を起こさなければ多少目をつぶってあげたい気もするんでしょうけど、往々にして「目をつぶってあげたときにヤラかす」のが何とかの法則ってやつかもしれません。

さてさて、楽しい修学旅行、次回はどんな展開になりますやら…。

へたというか…笑いのスパイスを少し混ぜてシリアスさを緩和させる手法でしょうか。

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「さよなら幽霊ちゃん」by sugar. まんがタイムきららフォワード 2021年9月号p433 芳文社

 

一般的…というと異論もあろうかと思いますが、関西人の特性に「怒り99%」に「笑い1%」というのがあると思います。

喧嘩のときとか、河内弁なぞで思いっきり口汚く、他県の人が聞くと恐怖を覚えるほどのドぎつい言葉で喚きながらも、その中にボケをカマしてみたりダジャレ(言葉遊び)を挟んでみたり…。

ただただ目をムいて怒り散らすだけでなく、喧嘩してる相手や取り巻きが思わず吹き出すような「笑い」を盛り込ませられるかどうか…そこが関西人的な人間のウツワの重要な要素ではなかろうかと…。いえまあ個人的な見解ですので、どうぞ、異論、プリーズ。

でもホントに「あまりにもただただシリアスに怒る」人間は、往々にして「あいつはややこしいやつやで」などと言われて、あまり良く評価されない気がします。細かいことを言い過ぎる人間とかもそうですが。

たまにホンキで怒るべき状況も発生しうるので、さすがにそういうときは「シリアス100%」もアリかと思います。逆にそういうときにカマすと「…それオモロない」と叱られますしね。

 

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というわけで「幽ちゃん」。この作者さんはPIXIVとかで見かけて、面白い作品を作れる人だなぁと以前から思ってました。

前作の「おにのこひとのこ」も、正直「え、フォワードに載っちゃうの?」と思うような作品でしたが、やっぱり読んでみて「画の描き込み度と漫画の面白さは無関係」だという想いを強くしたことを憶えています。

今回のゆうちゃんのへたな悪口は、前述の「シリアスさに加える笑いのスパイス」的なところがありますよね。個人的にはすごくスキですこういうの。

前回のお話もとても良かったのですが…実はなかなかヒトコマをお借りしにくいのがこの作者さんの作風かも、と感じるようになってきてます。何というか「流れ」が良いんですよ。そういうところを見抜いてフォワード掲載をすすめた編集さんの力量も評価されるべきだと思っています。

そしてまた気になる引っぱりかたで次回へ…楽しみです。

「ゆずれない大事な部分を守る」ことに信念を持っている人は尊敬します。

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「夢・レストラン」by 賀来聖×倉田よしみ 俺流! 絶品めし Vol.25 p165 ぶんか社

 

いまの時代、効率化や合理化、ビジネスや資本主義の成果主義に「命」が流されてしまうことがままありますからね。

以前も書いたように、私も「中国料理」という呼称にこだわってたりするので、この「中華料理であって中国料理ではない」という言葉には感じるものがあります。

例えが飛躍するかもですが、相撲を「相撲は相撲であって格闘技ではない」と言うようなものでしょうか。あ、反対かな?

日本人は昔からそういうこだわりを持っていた気がします。だから高校球児や横綱白鵬のガッツポーズ苦言を呈する人たちがいるんだと思うのです。

私は別にアンチ白鵬ではありませんが、それでもついつい「モンゴルの人には分からないのかもな」などと思ったりもします。そういうことを思うこと自体を差別だと非難する人々もいますよね。そこまでは相手にしてられないというので正直な気持ちですが…。

悪く言うと「島国根性」が日本人のメンタリティの基部にある気がします。「白黒はっきりさせない」とか「あいまい」とかが「阿吽の呼吸」などとしてコンセンサスにあったりね。「食うか食われるか」「敗北は死」といった大陸的なそれとはずいぶん違いますし、それが日本という国の良さとも言えるのでしょうけど。ただ「こだわり」を育てるには「日本式だからできること」も多いのではないかなぁ。近年そういう良い面が排除されがちなのは残念なことだと思います。

 

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いろいろ言いたい(書きたい)ことはありますが、長くなるしどうせまとまらないので「夢ラン」。看板作品のひとつなんでしょうけど、ややマーク薄めでした。今回の話はいろいろ考えさせられたのでヒトコマ…じゃなくてヨンコマ。

日本で修業を積んだ寿司職人が、アメリカでカリフォルニアロールとかを求められたときもこんな感じなんでしょうか。んー、確かに「本格的なものじゃなくてそれっぽくていいんだよ」ということもあるもんね。しかもそれは個人の好みなので、ただ否定するのもねぇ…。

前回だかのインド料理もそうですが、料理にしろ何にしろ「真摯に向き合うこと」と「ビジネスとして上手くいくこと」がかみ合ってくれないと、どうしたって残念な結果に終わります。この作品はあくまでフィクションですが、それでも「真摯に向き合うこと」の先に希望をもてる内容が描かれているので、読後感が良いのでしょう。

もう一本の「幸せ一貫」はちょこちょこおちゃらけ感を出してますが、こちらは原作付きのせいかそういうところはやや控えめ。でもどちらもいい作品だと思います。次号は…病院の献立?楽しみですね。

私も一か月で音を上げました>新聞配達

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「おにこむそう!」by 杉原ぽてと まんがタイムきららMAX 2021年9月号p169 芳文社

 

さすがに自転車をひっくり返してしまうことはありませんでしたが…。

当時は中学生だったのですが、いわゆるニュータウンの団地だったので「エレベーターの無い4階建」がとにかく多くて…いやほとんどそれでしたね。ホント「うん…それ無理」というヤツです。

夕刊は1階の郵便受けに入れるんですが、朝刊は玄関扉の郵便口に入れなくてはならず…朝っぱらから「早起き」「自転車こぎ」「階段を上がったり下りたり」。

一戸建ての住宅地もそれはそれで大変なんでしょうけど(エリア的には広いし犬がいたり車の往来が多かったり…)団地のヘヴィさはまだ身体が出来上がっていない中学生には少々酷な仕事でした。

 

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そんなわけでオニ子に感情移入せずにはおれない「おにこむそう!」です。いえ実際私もその後バイトに恐怖感が芽生えてしまい、結局中学卒業までバイトをすることはありませんでしたから…。まあその分大学では「生活費+学費」のため「社員の何倍も働くバイト」になってたんですけどね(笑)。

作者さんはキャラの描き方にスタイルがキチンとできていて、個人的にはすごく評価の高い漫画家さんです。私にとって「1~2コマ読むだけでその作者さんと分かるキャラを描く人」は、いろんな評価軸の中でも一二を争う重要なポイントなんですよね。

杉原ぽてとさんの場合は「顔の輪郭」、特に「ほっぺた」のラインが特徴的です。あと目の描き方。この2点が隠れていなければ「あ、杉原ぽてとさんの画だぞきっと」というくらいには把握できるつもりです。

そういう作者さんはもちろんほかにもいるんですけど、そこそこ大御所ならともかく、ゲスト掲載でそういう人は少ないですよ。これからきっともっと上手くなっていくと思いますけど、できるなら「画の個性」は変わらずにいてもらえるとウレシイです。

…てかヒトコマどこかでお借りしてたと思ったら今回が初でしたね。今後の一層の活躍に期待&応援してまーす(西田敏行風に

理不尽なおもいをするのは残念ながら事実でしょうね。

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「コンビニ夜勤のあくまちゃん」by なじみ まんがタイムきららMAX 2021年9月号p110 芳文社


コンビニの恩恵を受けていながら「店員は鬱憤の捌け口」みたいな態度をとる人はいつかバチがあたると思います。テンモウカイカイ…というヤツです(か…漢字が:汗

友人知人にコンビニバイト経験者はいますが、私自身は未経験ですね。接客バイトも店員バイトもやりましたけど、コンビニは時間帯とかシフトがねー。

バイト生活のころは、そもそもコンビニが少ない田舎暮らし。選択肢にあげたこともなかったかも。


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さておき「あくまちゃん」。ええ、◯十年前はミナミの魔窟にほど近いところに住んでいたので、あの雰囲気は分かっているつもりです(苦笑

「脳みそショーチュー漬け」としか思えないヤバめなジイサンとか、やたら話しかけてくるケバいオバハンとか、あの頃はそうした人たちの存在を当たり前に受け入れてた気がします。いま思えば不思議ですけど。

大阪(特に中心から南方面)の子どもは「ヤバめな人間を上手にかわす」テクを、生活の中で自然に身につけていたんだろうと思ってます。誰に教わるでもなく自然に…ね?

それはともかく、これ…連載してほしいなぁ。作者さんtwitterで夜勤バナシしてたから実体験なんでしょうか。ともあれ絶対面白いネタがぽんぽん出てくる気がします。