ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

フローリングっていってもピンキリですからねぇ。

「可愛い上司を困らせたい」by タチバナロク まんがタイムオリジナル 2023年12月号p17 芳文社

 

15~6年くらい前だったか、自分の足の裏で「無垢材の床」と「突板(表面だけ薄い板を貼った材)の床」を違いを実感したことがあります。

相当広い…100畳以上はあろうかという板張りの部屋での経験です。その部屋は床の板が途中で違っているという、ちょっと変わった造りになってました。入口から靴を脱いで、靴下のままで部屋に入ります。途中までの床は「練り付け」というヤツで、表面数ミリだけが、いわゆる「銘木」が貼り付けられたもの。そこを特に意識することなく歩いていきました。

そして半分くらいのところから、明らかに材が違っていて「ここまではコストの関係で練り付けになってしまいましたが、ここからは無垢ですから」という説明をぼんやり聞き流しながら歩いて、その「無垢張り」の床に一歩踏み込んだ瞬間…「うぉ?」と声が出ました。「な、なんだこれ!?」というくらい、靴下越しの床の感触、伝わる木のあたたかさが違ったんですよ。いま思い出しても不思議なくらいハッキリ違いを感じ取れました。

それまで、木工とかの取材で「木のぬくもり」なんて言葉を聞き、自分でもニュース原稿に書いてましたが、実はよく解ってなかった。ワタシが本当の「木のぬくもり」を感じたのは、あのときの「足の裏と無垢材の床との邂逅」だったんですよね。

それ以来、木材の良し悪し、無垢材へのこだわり、そういうものにお金をかける人の気持ちが分かるようになりました。いや、ワタシ自身はそこまでコストを注ぎ込むことはできませんので、分かったような気になっているだけかもしれませんが…。

もちろん技術というヤツは「日進月歩」ですので、ローコストな突板でも昔とは比べ物にならないほどクオリティは上がっているとは思います。でも、どんなに頑張っても「無垢材の木のぬくもり」には敵わないんじゃないかなぁ。ワタシはいまもそう思っています。

 

 

さておき今日も過去号からで「かわこま」。ワタシもやりましたねー、クッションフロア貼り。あれ意外とムズカシイんですよ。キレイに貼ったつもりでも、しばらくするとフチのところが反り返るように浮いてきたりしてねー。

ワタシの場合はそれほど広くはなかったので、結局ひとりで作業をしましたけど、リビング全体とか広いスペースだと確かに重労働で大仕事です。

賃貸なので原状復旧を見越して両面テープってやり方になるんでしょうけど、あの両面テープってのもけっこうピンキリなんですよね。イイものは高いです。ケチっちゃダメです。

ともあれ、大仕事も「二人の大切な思い出」になると思えば楽しいもの。でも詩織さんにはとんだトバッチリ(?)。ヒトコト言いたくなるのも分かります…いやまあお疲れさまでした(笑)。