ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

最近「世代ごとに『正しいこと』が違っていて、それぞれがその世代の『正しさ』かもしれない」と感じるんですよね。

「性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。」by つみきつき まんがタイムきららMAX 2023年11月号p52 芳文社

 

特に自分より若い世代と話していると、それを強く感じることがあります。

「ああ、こういう気持ちからついつい『近頃の若いモンは…』って言っちゃうんだろうな」と、この年齢になると理解できたりするんですよ。

自分より上の世代だと、考え方の軸がまだ見えやすい。だって自分の親や祖父母という世代モデルと接していますからね。アナクロな思考回路も、認めたくはないけど「それもまた正しい」と理解しているつもりです。

だけど、若い世代の「ものの考え方」には、正直「理解しがたい」ところがあります。いや正確には「その考え方を認めるということは、自分たちの世代自体を『自己否定』することになりかねない」というコワさを感じてしまうんですよ。だから受け入れ難い。

もちろん、ただむやみに「古い価値観を大切にしろ」とはいいませんけど、ある程度「普遍的な価値観」というものを、若い世代とも共有できないものかとときどき悩んだりもします。ええ、はっきり言うと自分たちの子どもとの「価値観共有」なんですけどね。

「親の言葉と茄子の花は、千に一つも無駄はない」などといいますが、この意味が伝わらなくなる世代も、やがて登場するのかもしれません。私も自分が親になるまでは本当に分かっていたとは言えませんから。

 

 

途中から「あれ、こんなこと書くつもりでヒトコマ借りたっけ」と思いはじめたので、ここらで「ころカワ」。Twitter(X)で読んでたころから、かなりスキな作品でしたが、まさかMAXで連載になるとは思ってもみませんでした。

それはそれで大変結構なことで大変メデタイのですが、SNSのものとは微妙にテンポが違って感じるのはナゼなんでしょうか。いえべつにMAX連載版が悪いというわけではないんですが…個人的には紙で読めるのがベストだといつも思ってるんですが、最初からSNSで読んでると「微妙な違い」が引っかかりがち。まあそれを置いといてもとても面白い作品ではあります。

基本的には殺し屋さんのユーリが主役でしょうけど、個人的にはつくしさんの「こころのヒダの見え隠れ」が絶妙だと感じます。そこらへんの見せ方のテンポ感が「見開きで4本が目に入る紙媒体」より、SNSの方がマッチしてるのかも…と思ったり。

ともあれ、作者さんのTwitter(X)によるとそろそろ単行本が見えてきたようですね。そんなわけで、原則「紙の単行本を購入する民」なんですが、この作品はもしかすると電子で買うかもしれません。それくらい作品にちょっと変わった魅力を感じています。