ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

これ…ムズカシイんですが、あまりストレートなモノ言いは「品が無い」と考える地方もあるんですよね。

「ローカル女子の遠吠え」by 瀬戸口みづき まんがタイム 2023年6月号p21 芳文社

 

大阪出身のワリに「あまりモノ言いがストレートじゃない」と言われたことがあります。いえ、仕事でヒトと接すると「ていねいで好感度が高い」という良い評価もいただく一方で、過去に何度か「大変に失礼なヤツだ!」と相手を怒らせたことがあります。別にドギツイ言葉を使ったワケでもなく、いつもと同じように「柔和にていねいに」話していたんですがね…話していたつもりなんですがね。

これを言うとどこに住んでいたかバレバレですが、大阪でも「京都に接していて京阪電車が通っているところ」で育ちました。まあ小学校で何度も転校してますので、モロ「○○市民」とまでは言えませんけど。

子どものころは、お出かけは京阪に乗って三条で降りることが多かった記憶があります。親の好みが京都方面だったのかもしれませんが、私は「京阪の特急のテレビカーに乗れる」ことがウレシイだけでしたので、京都でどこに行ったかはほとんど憶えてません。ただいつだったか、親(祖父母?)が「わざわざテレビカーなんか乗らずに各停で行け!」みたいなケンカをしてて、子どもゴコロに「テレビカーって贅沢品なんだな」と感じた記憶はあります。

それはさておき、何となくですがやはり「京都っぽい言い回し」はスキなのかもしれません。ドギツイ大阪弁もスキですが、京都ならではのウィットの利いた言い回しって、ある意味「頭の良さ」「センスの良さ」「品の良さ」が求められるんじゃないでしょうかね?…そこまで言うとホメすぎかな(笑)。

ただ、相手の気持ちを察すること自体は、日本人のコミュニケーションの根本的な部分にあると思いますので、その「程度問題」で「京都が少しイキ過ぎてるだけ」なのかもしれませんね。…いえ私の個人的な意見ですハイ。

 

というわけで突然?の京都ネタの「遠吠え」です。あー確かに。そうか静岡の人の性格がここに描かれている通りなら、状況によっては「相性の良くないシーン」もありそうだなぁ。

でも、両者に共通してるのは「あまり(表面的には)モノゴトを荒立てない」ようにするところだと思います。荒立ちそうになったときにサラっと引く静岡人と、荒立てないように言葉を選ぶ京都人ですから、仲良くなれそうな感じもありますよ、きっと。

ともあれ、ぶぶ漬けもりもりの雲春くんイメージで、思わず笑ってしまったりん子さん。「そのときの表情」が直接描かれていないことで「読者の勝手な想像にお任せ」なのがとてもイイです。こういうのが「センス」ってやつかもしれません。あ、もちろん描いていただければそれはそれで歓迎しますよ。見たい気もしますしね。どんな顔して笑ったんだろね?