ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

こういう狩猟をはじめとする「動物の殺生」を嫌う人は「自然の摂理」をどう考えているんでしょう。

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「スローループ」by うちのまいこ まんがタイムきららフォワード 2021年6月号p71 芳文社

 

確かに「無意味に多くの動物を殺す」ことは「自然の摂理」に反することでしょうが、それなりに数を制限して行われる現代の狩猟は、生態系のバランスを崩すというより、適切なバランスを取るためにも意味があるを思います。

1億人の日本人が、全員「猟銃を持って狩猟を始める」というなら、ちょっと考える必要はあるでしょうけど、限られた人が「限られた範囲・数」の動物を狩るのは、私は許容されるべきと考えます。

「動物はあなたのごはんじゃない」という運動がありましたが、生命体が他の生命体を捕食するのは、間違いとは言えないと思うのです。畜産とか養殖とかは「原始的な狩猟だけでは増えすぎた人間が生態系のバランスを崩すほど捕食してしまう」から、計画的に「生命体を大切に食べる」ことができる方法ではないでしょうか。

肉食のためだけでなく「害獣の駆除」など、さまざまな要因で「動物を殺す」ことは現実に行われてます。それらを「かわいそう」だけで否定したり、ときに「人間の傲りだ!」などと糾弾したり…。でも「感情面が先に立つ主張」は、おそらく大多数の人には伝わらない気がします。

人間は「雑食」で生命を維持する動物であって、純粋な「草食」ではないはずです。なのに「肉を食べない」というこだわりを持つのは生命維持上正しくない選択だと思います。考えようによっては「ビーガン」の人たちは、あえて「淘汰される存在」になろうとしている…そのようにすら思えてなりません。

あまりこの話に深入りするのも好ましくないとは分かっています。でも「動物はあなたのごはんじゃない」というスローガンは、私には「人間は自ら進んで淘汰されるべき存在だ」と聞こえてしまう。

ちなみに、私の親は昔(私が生まれるはるか前)ウサギを食用として飼っていました。当時は大事なたんぱく源だったはずですが、私はそれを話で聞いただけです。そんな私があるとき「ウサギを解体する映像」を見て、驚いたことに「おいしそう」と感じてしまいました。「かわいそう」とか「気持ち悪い」とかではなくて…です。

この経験が私のパーソナリティに「自分は肉を喜んで食べる人間だ」ということを自覚させてくれました。そして「動物の生命をいただいて生き延びてきた遺伝子」を感じるようになりました。これは否定できないし、否定する気もないことです。

もしかすると「肉食を一切せずに生き延びてきた遺伝子」を持つ人もいるのかもしれません。でもおそらくそんな人間は存在しない、いたとしても淘汰されている、そんな気がします。

なので、現代人はもっと「狩猟」に挑戦したり「解体」を経験したり、生命を「自分の力で自分のものにする」必要があるんじゃないか。そう思っています。

 

最近長文な上に訳の分からない内容だったりして申し訳ないんですが、とりあえず「スローループ」。女性のハンターって男性とは違った面でカッコイイと思います。男性はヘンに銃や道具類にマニアックなところがありそうですが、女性は「狩ること」自体に比重が多そう。例えるなら「カメラマニアな男性」「撮れた写真に価値を見る女性」とでも言いましょうか。

宮野さん、今回のハナシだけ読むと女性っぽくない雰囲気です。実際「あれ?男だっけ?」と思いましたし。でも素敵なキャラですよね。個人的にはショートカットの女性は好みです(そこかい

この作品では以前「魚をサバくシーン」が出てきましたが、あまりグロいところは上手に表現を外してました。「内臓でろーん」とかね。アニメではどうするんでしょう。原作通りでもいいんですが、動画ならではのちょっとひねった表現がされるといいなぁ。

今回のところまでアニメ化するには2期か3期が必要でしょうが、この作品が「生命の感触」を伝えてくる名作アニメになってくれることを期待してます。