ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

ノーガードなコミュニケーションって力関係が対等でないと「パワハラ」になっちゃいますから要注意です。

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ステラのまほう」by くろば・U まんがタイムきららMAX 2021年1月号p152 芳文社

 

なにもこのコマを拾わなくても…と思われるかもですが、この「両手の甲を腰に当てるポーズ」って、そういや元カノがいつもやってたなぁ…と私の記憶の沼からサルベージしてくれたものですから。

ほめられてエッヘンなときも、怒ってプンスコのときも、すぐこの「手の甲を腰に当てて」いたなぁ。

いま調べたら、心理学的には「腰に手」=「威圧」しようとするポーズらしいですね。ただ彼女の場合、それを「借りもの」として使っていたように感じたので、おそらく親とか周囲の大人がやるのを見て、真似しているうちにクセになったのではないかと、個人的には推測しています。

腰に手を当てるにしても、いろんな当て方があるじゃないですか?こぶしをつくるタイプやがっしりつかむタイプが多いと思うのですが、この「手を握らず、手のひらを外に見えるように向けて」腰に当てる仕草が、当時は妙にカワイく感じたのですが一体なぜだったんでしょうね。

 

さて今回はなかなか攻めてる「ステま」ですが、キャラそれぞれに「手さぐりで生きてる感」が高校生らしくて面白い。年を重ねるうちにどんどん忘れてしまっていますが、確かにこういうまどろっこしさはいわゆる「思春期」にありがちでした。いえさすがに部室で下着姿はないかもですけど。

近年「コミュ障」なんて言葉がフツーに使われて、見方によっては「そういう人もいる」って感じで受け入れられている気もしますが、やはり「暗い」「付き合いにくい」性格だと思われると、何かと生きにくいのはいまも同じなんでしょう。

学校生活って、その時点では「世界のすべて」に感じてしまうので、そこでの「円滑な関係の構築」は重要なんだろうなって。そこらへんが絶妙に描かれているのがこの作品の魅力のひとつだと思います。忘れていた学校生活を(イイところもイヤなところも)思い出させてくれるところがね。

そしてあいかわらず「服(布)の描き込み」が細かいなぁ(ステキ