ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

劇団に入っていたこともあるんですが、ミュージカルや歌劇は「やりたかったけど」未経験です。

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「ホレンテ島の魔法使い」by 谷津 まんがタイムきららMAX 2021年1月号p51 芳文社

 

 卒業論文のテーマにヴァーグナーの楽劇を選ぶくらい「音楽と劇」に入れ込んでいたのですが、本気になって「演者」として取り組むには大きすぎることも十分分かっていました。役者としても演奏者としてもね。

大学時代には学祭みたいなヤツで「オリジナルの劇」を上演するのが恒例だったのですが、それに「原案&脚本」で声をかけてもらったことがあります。残念ながら手に余るという理由で降りたのですが、あそこで根性出して踏ん張っていたらいまごろどうなっていたかと妄想することは…いやいやタラレバはやめとこう。

ともあれ、演劇は「巻き込む(巻き込まれる)人の規模」が、バンドとかの音楽活動よりケタ違いに多い気がします。実際、私が入っていた劇団も「巻き込まれて」参加していたわけで、そこには「巻き込むパワー」をもった人間(たち)が中心にいて、何かしらをカタチにすることに情熱を注いでいました。そういう「核(コア)」が無いと演劇って続かないんじゃないかな。

バンドには「コピーバンド」って入り方があるけど、演劇はたとえメジャーな台本を使っても「コピー劇団」とは言わないですしね(アレ?言うのかな?)。演劇をやること自体が「何かを世に問う活動」なんだろうと思います。

結局、どれも中途半端な関わり方で終わった私の「演劇活動」歴ですが、そのかわり「鑑賞」とか「研究」についてはそれなりに残せるもの(卒論)になったのは良かったかなと思っています。

それでもまだ「演劇に主体的な関わり方をしたかった」という気持ちはどこかに残っていますが…まあ「覚悟が足りない人間が踏み込む場ではない」とも思ってますので。個人的には。

 

そんな話はさておき「ホレ魔」です。2019年1月号に2本立てで始まったということは、今号でまる1年。そしてひとつのヤマ場となる回ですね。

よくまあこれだけ詰め込んだ上に、コマ割り自体が演出になってたり、大ゴマとか吹き出しの使い方とかも「作り込みかたがハンパ無い」感があります。正直感心します、よくやるなぁ(ホメてる

正直ヒトコマをピックアップしかねましたが、雰囲気とセリフ重視でこっこのこのコマをw…うーむ、うまくスキャン&調整ができないなぁ、ホントはもっとイイ感じなんですが。

さてさて、この先の展開が楽しみな本作です。あと新しい登場人物のネーミングもねw

そうそう、今回一番オッと思ったのは、最初と最後のページの「カン」という擬音です。そう、あれ(照明)をオトにするなら「カン」が正解だと思いますね私も。